シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。西と東ではずいぶん天気が違うようですね。東京はムシムシしてちょっと梅雨らしい感じがします。水がめには降っているのでしょうか。
出身ライターの方から小説執筆のご報告がどんどん届きます。ご紹介しきれないくらいです。
監督で脚本家で小説家・・・3足のわらじを履く男(?)の山本俊輔さんは、次々と書かれていますよ。
「脱獄学園島 ハイスクール・プリズナー」(TO文庫)強制連行された高校生たちが難攻不落の監獄学園を脱獄できるか・・・書き下ろし脱獄サバイバルホラー。
「テイクファイブ 名画と愛と大泥棒」(リンダブックス)唐沢寿明さん主演のテレビドラマの小説版です。「デス・ゲーム・パーク」「リターン」(ともにリンダブックス)も絶賛発売中です。
有沢真由さんは、「美将団 信長を愛した男たち」(宝島文庫)信長を巡って小姓たちの愛の鞘当を描きます。戦国武将は、衆道が多い?
小鶴さんは「RoomNO.36」(竹書房)電子書籍パピレスで購買ランキング第一位を連取して、書籍化されました。ホラーサスペンスです。
村上アンズさんは、「にじいろ☆プリズムガール」(小学館ジュニア文庫)に引き続いて、6月26日「小林が可愛すぎてツライっ!!~放課後が過激すぎてヤバいっ!!」(小学館ジュニア文庫)を執筆。いい題名ですね。私のこと言ってる?
と、まあ皆さん大活躍ですね。小説・センターも作ろうかなと思っちゃいます。(笑)
小説形式なんですが、ちょっと毛色の違った本を書かれたのは谷口のりこさん。リンダブックスでも大活躍の谷口さんが初めて手掛けられたのは、小説形式の経済書という面白い本です。
書店で、どこに平積みされているかといえばビジネス書のところです。
「土下座と健太と経済学~経済オンチの新入社員成長物語」(アチーブメント出版)
就活負け組みの健太が、アルバイトをしていた税理士事務所に拾われます。
でも、社会福祉学科卒業の健太は、経済についてはまったく無知のだめだめ社員でした。クライアントで大失態を犯し、土下座して謝る健太。そこから、健太の学びの姿勢が生まれ、亡くなった父と子の縁が動きはじめます・・・そんな小説の中に、経済学をわかりやすく組み込んでいます。
読者は、無知な健太のように「なるほどな!」と経済用語から、経済の動き方まで、わかりやすく勉強できます。
よく専門のものを「漫画で見る○○」という形でわかりやすく説明してくれたりしますが、いわばその小説版。読み物としても面白く、楽しみながら経済に強くなります。
特に、シナリオライターの方にお勧め。基礎知識くらいは知らないとドラマは書けませんから、そのためのわかりやすい指南書にもなりそうです。
今日はこれから、シテイィリビングの講座で仲良くなった受講生の皆さんと女子会です。若い方々とおしゃべりできる幸せを満喫してきます。気持ちは晴れです。