茶番
シナリオ・センター代表の小林です。総裁選とやらで、ここ数週間、マスコミは大騒ぎでしたが、今日で終わりです。ヤレヤレ。
総裁選は、河野さんと決選投票となり、ちょっと時間がかかりましたが、岸田さんが総裁に選ばれました。
そのおかげで、テレビ朝日ではワイドショーはスペシャルになり、黒柳徹子さんのお昼の人気番組「徹子の部屋」が15:51からになり、「相棒」の再放送は飛んでしまい、「相棒の再放送を返して!」と残念がる声があがったとか。
わかります、わかります、茶番劇よりも「相棒」の再放送ですよね。(笑)
さてと・・・日本はどうなるのでしょう。誰に首がすげ変わろうと、体制が変わらないようではね。
新総裁は「生まれかわった姿を示す」と表明されたようで、やっぱり自民党は生まれかわらなきゃいけないほどなんですか。(笑)
亡くなる方まで出た森友・加計・桜の疑惑、総理大臣とあろう人が118回の嘘答弁、誰が何のために渡したかわからない河井夫妻元議員への1億5千万・・・etcetc 。
もうあまりにも多くて細かいことは思い出せないくらいですけれど、それもこれも1強だからこその横暴。
政治家など今さら誰も信じられないけれど、少なくとも1強にせず与野党伯仲してこそ、議論もできるというもの。
人はみな違うのですから、それぞれの考えをお互いに話し合う土俵がなければ世の中は腐敗してしまします。
世界中独裁的な傾向になっていますが、モノ言えぬ世界にならぬことを願います。
病院の本屋さん
鳥取県米子市の鳥取医大付属病院の中に、作家や編集者が選んだ本をおくセレクト書店ができたそうです。
ニュースを見て初めて気がついたのですが、病院内の本屋さんってあまり聞きません。
売店はあるけれど週刊誌とかちょっとした文庫とか限られたものしか置いていないです。
本屋さんのある病院だったら、病気になるのはイヤだし、入院はしたくはないけれど、ずいぶんと気が晴れるような気がします。
本は、色々な出会いになります。
今まで知らなかったことを知ったり、こういう見方もあるのだと感心したり、歴史ものなどは、作者の視点一つかわると同じ人物がこうも違って見えるのかと特に興味深いです。
シナリオや小説を書く時に、調べなくてはいけないことがいっぱいでてきます。
その時に、ネットだけで済ませてしまっては片手落ち。本を読むことは大事ですね。
小説などの裏に資料本が羅列されていますが、やはり多くの資料を読まれて書かれた作品は深いなと思うことがしばしばです。
説明会などで「あまり本は読まない、映画やドラマを見ないけれど、脚本家になれますか」という質問をいただくことが昨今増えています。
脚本家になれるかなれないかは神様でもないのでわかりませんが、少なくとも本や映画ドラマは見聞きすることは必要だと思います。
創作というのは、作者の感性ですが、感性を磨くには豊富な知識と教養がものをいいますし、他人の視点を知ることは自分の視点を創るためにも必要です。
出身ライターの柏原寛司さんが、Facebookで「映画に愛された小説家藤原審爾の世界」という特集を神保町シアターで10/9から11/12まで開催するお知らせ下っていて、「映画にすると面白くなる小説家。映画を観た後、原作を読むと脚色の良い勉強になる」とおっしゃっています。
こういう先輩から頂いた情報を利用させていただくことも大事です。
どんなジャンルでも創作を目指す者は、どん欲にあれこれ見聴きしていきましょう。