祈り
シナリオ・センター代表の小林です。今日の東京の感染者は36名と少なく、一人も出ない県も増えています。
イギリスはぶり返しているようですし、第6波は必ず来るといわれても、このまま終わることを信じたい自分がいます。ただ祈りです。とはいえ、東京では今日も13名も亡くなられているのですが・・・。合掌。
今年は、どんな形で終わるのか、もうあと2カ月ちょっとで終わります。
誰もがこの先に希望が見たいと思っています。どんな努力をしたら希望は見えるのでしょうか。
昨日14人の芸能人の投票を呼び掛ける声の話を書きました。多くの芸能人が動き始めているそうです。
東大生協では「日本学術会議に任命されなかった6名の方々の著作フェア」を行っているそうです。
小選挙区289区のうち220区を野党は共闘したそうです。
各党の思惑だけで押さずに、イデオロギーなど問題にせず、国民のための日本に戻すことが大事だと思っている人が少なからずいるのですね。
少しずつですが、人が動いている、変化しているという気がします。
私は権力を持つ人を信じません。
自分も一応シナリオ・センターのトップで、こんな小さなところでも、私の特権を駆使して私の好きなお菓子を買います。
権力とはそういうもんです。(笑)
小さくても大きくても権力の座を持つと、民のことは忘れるものだと思っています。
私だって、○○ちゃんがあまり好きではないとわかっていても、私の好きなお菓子も買いますから。
どんな人がトップに変わろうと、権力を持つと人は変わる。
だからこそ、私たちが常に見ていなければ、おかしいことは断固おかしいと言い続けなければいけないのです。
まずは、投票でその姿勢を、民を欺くと怖いよということをみせてやりましょう。与党にも野党にも。
神たち
来年にちょっと夢見ることができそうです。
出身ライターの嶋田うれ葉さんが、作詞家としてもデビューしました。
朝ドラ「エール」を書かれて、触発されたのでしょうか。(笑)
シャンソン界で大人気のケイ潤子さんが歌われるそうです。
「追憶のLaLaLa」来年2月17日発売されます。
作詞もドラマと一緒ですから、嶋田さんの腕ならきっとドラマチックに作られていることでしょう。
新春が楽しみです。
出身小説家の森美樹さんの新作がでました。
「神様たち」(光文社刊)5編からなる連作集です。
神社巡り、御朱印集めが趣味の女子高生と同じ趣味を持つ男の子との恋に親友との板挟みになる「デイドリーム・デイ」
消えてしまった母親を探す父親・・・いびつな親子の愛と成長を描く「いたいけな旅」
美貌を誇る女性あこがれの的の父親を持った娘が、父親が書いた縁切り榎の絵馬を見つけ、父の悲しさを知る「チャーミング・マン」
おしりに星座のようなほくろがある美古都は、巫女として良縁玉を選ぶ仕事に誘われ、本当の愛をみつける「ゆびさきの夜」
突然神社で黒猫にまとわりつかれた神のような名前を持つ猿田天照。パワー満開の凪に御朱印ボーイにされてしまうことで、己をみつける「神様たち」
パワースポットを舞台に、「主婦病」「母親病」など、常に女性の本質を独特なタッチ描いてきた森さんの世界で、女性たちがあるがままに奔放に動きまわります。
どの作品も一筋縄ではいかない家族、夫婦、男女関係を軸に、魅力的に女性の強さを描いていて見事です。
上っ面の人間模様を描いていては、この面白さは描けない。
人間の本質を見据えていないと、こういう切り口では書けない、森さんの視点にびっくりさせられます。
ご一読を。