menu

脚本家を養成する
シナリオ・センターの
オンラインマガジン

シナリオ・センター

代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

創作の醍醐味

趣味から始めるシナリオ/第33回フジテレビヤングシナリオ大賞

フジテレビヤングシナリオ大賞受賞者の皆さん

創作の心

シナリオ・センター代表の小林です。昨日は犬の介護でお休みをいただきました。
老犬はるを二人がかりで病院へ・・・。ヨタヨタぶりはわが身の将来を見るようでつらいですが、最後まで気持ちよく安心して過ごさせたい、そのためには、仕事をなげうっても面倒を見たいと思っています。オーバーな。(笑)

今日は、出身ライターの広田光毅さんのアニメ講座。
いつも人気の講座ですが、昨年はコロナ禍でお休みだったので、満を持しての公開。
先週は、広田さんは講義が延びてしまうほど熱く展開してくださり、受講生の皆さんには楽しんでいただけたようです。
今年は、ハイブリッドになり、今まで受講できなかった地方の方もオンラインで受講していただけたのもなにより嬉しいです。

木曜日の舞台脚本コンクール授賞式で、受賞された方が「コロナだからこそみえたもの、大切にしたい日常を描きたい」というお話をされていました。
お話をお伺いしながら、コロナという今まで人類が体験したことのない状況を、どうとらえるかは人間の器にかかってくるような気がしました。
自分の器を大きくしていくのも、これからプロを目指す人間にとって大事なことでしょう。
また、新種のウイルスが出てきたようで、状況はどうなるかはわかりませんが、感染しない、感染させないことはもちろん、人々の想いや動きをどのようにとらえ、見つめていき、自分に消化していくかは、創作の根幹です。
人類が未経験のものから生まれてくる様々な創作を楽しみにしたいと思います。

フジテレビヤングシナリオ大賞受賞

やりました!!おめでようございます。
大賞1本、佳作3本のうちおふたりが選ばれました。
佳作「消え失せろ、この感情」金 民愛(きむみね)さん
佳作「すりーばんと」深沢伊吹己さん
最終に残られた13人中6人がシナリオ・センターの方で、応募総数も1978本と昨年よりぐーんと上がっていての快挙、皆さんが本当に着実に力を付けてくださっている証拠です。
めちゃくちゃ嬉しいですね。

審査員長の並木道子プロデューサーは、今回の総評として
「惜しくも大賞を逃した佳作3作品も、その個性を強く推す声が上がった。
『消え失せろ、この感情』(金民愛さん作品)は圧倒的な熱量を感じる作品。
混沌とする現代社会に抱くモヤモヤした感情をバッサリ切るような作家の勢いを感じた。
『すりーばんと』(深澤伊吹己さん作品)は、クスっと笑える軽快なセリフと独特の空気感が魅力。
重くならず語りすぎず、あえてポップにライトに描き切ったところに好感が持てた。
今回の受賞作はどの作品も完璧ではなく粗削りな部分も多いが、これからプロとしてエンタメ界を牽引していく人材になり得る将来性を十分に感じた。」(一部抜粋)とおっしゃっていました。

現在、フジテレビヤングシナリオ大賞受賞者からプロとして活躍されていらっしゃる方は45名、そのうち17名と1/3以上がシナリオ・センター出身でいらっしゃいます。
今回受賞の金さん、深澤さんも、このお仲間に入られることでしょう。楽しみにお待ちしています。
本当におめでとうございます。

過去記事一覧

  • 表参道シナリオ日記
  • シナリオTIPS
  • 開講のお知らせ
  • 日本中にシナリオを!
  • 背のびしてしゃれおつ