マンボウ
シナリオ・センター代表の小林です。東京感染者7377人と大幅に増えました。
政府は、沖縄、広島、山口についで1都12県に「まん延防止等重点措置」の適用を決定しました。
第6波がくるといわれながら、また後手後手に回るという、懲りないというか、過去に経験に学ばないというか、医療体制は、ワクチンは、PCR検査とか問いただしたくなることがまたでてきました。
仕方がない、自己責任などとは決して言わせませんが、それぞれが気をつけながら行動していくしかありませんね。
シナリオ・センターは、東京都に、まん延防止等重点措置が発出となった場合は、受講生および講師の皆さまは、ご自宅からZoomにお入りいただき、オンラインにてゼミを行っていただければと思います。
前回同様、受講生の方は、まん延防止等重点措置の期間中の参加は、オンラインでもシナリオ・センターでもどちらでもできます。
今後のゼミナールについては、明日以降連絡をさせていただきます。
とりあえず2月13日迄ですので、それまでに収まってくれるとよいのですが。
Netflix
Netflixでとても話題になっているドラマがあります。「新聞記者」。
映画「新聞記者」の藤井道人監督、米倉涼子主演で、政府の汚職を含む深い闇を描き、安倍元首相が国会で言った言葉とかがでたり等、切り込み方がすごい、面白いと評判です。
ところが、そんなすごい脚本はどなたが書いているのかと調べても、なかなかわかりませんでした。藤井監督と米倉さんはじめ豪華キャストのことばかり。
ようやく、山田能龍さん、出身ライターの小寺和久さん、藤井監督の3人体制で書かれたことがわかりました。
いつまでたっても、脚本家は軽く見られているのですね。
藤井監督のインタビュー記事の中で「藤井によると、Netflixでは制作の際のプライオリティの序列が日本のテレビドラマとは異なるという。
例えば、日本では一般的に主演が決まったあとに脚本家、そして最後に監督が決まる。
すべてのドラマがこのようにつくられているわけではないが、Netflixの場合は異なるプロセスを踏む。
クリエイターを集めて脚本をつくり、そのあとで役者が決まるのだ。
こうしたクリエイターを重視するプロセスからも、Netflixがクリエティヴに高い優先順位を置いていることがわかる。」とこぞってマスコミが書いています。
なのに脚本家の名前すらだしていない、本当に失礼だと思うのです。
実は、この方法って、Netflixだからではないのです。
ちょっと昔の日本の映画、テレビ界もちゃんとやっていたことなのです。
「シナリオありき」、脚本家の時代と言われたときがあるのです。
本当にちゃんと「シナリオ」「企画」が先行し、それに合わせて役者にオファーしていたのです。
ある時、まず先に売れっ子の役者さんを押さえた方が視聴率が取れるということになり、各局が競ってまず役者を押さえてという動きになりました。それが、いつの間にか当たり前となってきてしまったのです。
本来の企画、シナリオありきの当たり前のことを当たり前にやれば、もっといいドラマ、いい映画が作れるのです。
いいチャンスです。
是非ともクリエイティブ優先の昔のやり方に戻って、Netflixに負けない作品を作っていきたいです。