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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

休みに備えて

キャメラを止めるな!7/15公開

憲法

シナリオ・センター代表の小林です。シナリオ・センターは、明日4月29日から5月5日迄ゴールデンウイークのお休みをいただきます。30日・2日もお休みですのでお気をつけ下さい。

5月の連休で忘れてはいけないのは、5月3日。
こういう社会状況になったからこそ大切にしなければならないのは、憲法です。日本国憲法。
5月3日憲法記念日。ちょっと気にしてみたいと思います。

日本国憲法の三原則は「国民主権」「基本的人権」「平和主義」です。
国家権力に対して強く言っているものです。
「国民主権」というのは、国の政治のあり方を決める力は、私たち国民にあるということです。
ですから、芸能人やアスリートが政治のことを言うのはおかしいとかいう方が結構いますが、全く間違っているということ。
国民一人一人がモノ申していいのです。むしろ、知らんぷりしていてはいけない、おかしいと思ったら声を上げることが大切なのです。
「基本的人権」は誰からも侵害されない永久の権利として、すべての国民に与えられています。
人間が生まれながらに持っている、人間らしく生きる権利です。
だから、人として差別はいけないということ。
生産性のない人は不要だとか言う政治家はもちろんもってのほか。議員でいること自体おかしい。
朝ドラ「ちむどんどん」や連ドラ「やんごとなき一族」でも貧乏というだけでいじめられる、差別されていますね。
「平和主義」は日本独自の素晴らしいものです。平和な暮らしを維持するために他の国と戦争をしない。
そのために、9条は「戦争放棄」「戦力の不保持」「交戦権の否認」を定めています。
一番間違えてはいけないことは、憲法は国民を縛るためではないのです。
憲法は、国家権力が守らなくてはいけないもの。
権力から国民を守るものなのです。
だから、国家権力側が憲法改正など言うのはおかしううですよね、自分たちを縛るものをなくそうとしているのですから。
そんなことを心にとめて憲法記念日を迎えてみたいと思っています。

キャメラを止めるな!

2018年に国内外で大ヒットした上田慎一郎監督の「カメラを止めるな」が、フランスでリメイクされ「キャメラを止めるな」(日本語題)として7月15日に全国公開されます。
アカデミー賞監督のミシュル・アナザヴィシウ氏が監督され、フランスの人気俳優ロマン・デュリスさんが主人公の監督役になります。
上田監督が低予算で撮った映画が、オリジナルを強くリスペクトしながら、フレンチの笑いと最先端のアートを効かせた大感動エンタテインメントのどーんと大作としてリメイクされたそうです。
来月開催の「第75回カンヌ国際映画祭」のオープニング作品としてプレミアム上映されます。
上田監督もカンヌにいらっしゃるのでしょうか。
上田監督は「そうきたか!新たなキャラ、新たなトラブル、新たな展開…。アツアツのリメイクに、本物の涙が溢れ出ました」と惜しみない賛辞を寄せていらっしゃいます。

いいものはいい。面白いものは面白い。日本だけでなく、世界でも認められるものです。
世界中に共通するのは、ドラマとは人間を描くことだから。
人間が描けていれば、人種が違おうと国のカラーが違おうと、根本のところは同じです。

ゴールデンウイークは、ちょっと仕事や家事から離れて、1日でもご自分の時間が作って、アンテナを引っ張り出したいですね。
私は、空也上人に会いに行くのと談春師匠の高座を聴きに行く、予定はこれだけですが、毎日足腰鍛えるためにも、ぶらり探訪をしようかと。
案外と家の周りだって、知らないこと、知らないところが多いですから、アンテナ張りながらふらついてみたいと思います。
皆様、お元気に楽しいゴールデンウイークをお過ごし下さい。5月6日にまたお目にかかりましょう。

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