menu

脚本家を養成する
シナリオ・センターの
オンラインマガジン

シナリオ・センター

代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

実動

技術を教える新井一

同じ轍

シナリオ・センター代表の小林です。雨模様でちょっと涼しい表参道ですが、局所的な豪雨がそこここで起き、ちょっと心配です。
又また災害が起きなければいいのですが。

東京電力の旧経営陣4人に福島第一原発の事故をめぐり、東京地裁が13兆円余りの賠償を命じた判決がでました。
過日、最高裁が国の責任を問わない判決を出して何故?と思っていただけに、この判決には私は拍手喝采を送りました。
お上に忖度しない裁判官もいらっしゃるのだと深い安堵の気持ちになりました。
ところが、新潟県にある柏崎刈羽原発の運転差し止めを求める裁判もしている中、お上は電力不足を理由にこの秋最大9基の原発の稼働を促しました。
もちろん電力不足は大変です。料金も値上げされていますし、色々な影響はあるでしょう。
それでも、本当に安全は守られているのでしょうか。福島原発の事故は、もう忘れてしまったのでしょうか。
今も地震の予測、大きな災害への恐れなどがありながら、また同じ轍を踏むのでしょうか。
東京地裁の判決の中でも、地震の予測をみて作った対策を下から提言されても、経営に重きを置いて軽く済ませてしまった経営陣の姿勢を問うています。

トップがちゃんと国民にとって何が大事かということを考えないと、国は滅びていきます。
力のない野党のおかげで、より一強になったお上は、もう国民の命のことは、安全性のない原発、どうでもいいのでしょうか。
国葬をするお金があるのなら、貧困にあえぎ、食事も満足に食べられない子どもたちにつぎ込んで欲しいと思ってしまいます。

絵に描いた餅

今日は、144期シナリオ作家養成講座の修了式です。6ヵ月、映像の技術の基礎をしっかりと学んでいただけたと思います。
シナリオ・センターは、創作のための技術を教える学校です。
こういうものが書きたいという方に、だったら、どうすればたくさんの人に共感を得ることができるシナリオにできるのかということをお教しえています。
これがシナリオの、映像の技術なのです。

今日の修了式では、ちょっとサマーゼミナールのお話をさせていただきました。
修了したばかりだからこそ、サマーゼミナールでちゃんと身についたかが、より実感ができると思うからです。
身についたばかりの技術を活かして欲しいと思います。
身につくというのはどういうことでしょう。自然と活かせるということではないかと思います。
なので、今更と思うかもしれませんが、本科・研修科生の方はもちろんのこと、作家集団の方々にも是非参加していただきたいなぁと思っています。
コンクールに、仕事に、身についたはずの技術を活かせているか、今一度体感して欲しいと思うからです。
昨今、配信など媒体は広がり続け、デビューはしやすくなっています。
だからこそ、ちゃんと技術が身についているかをご自分自身で感じて欲しいのです。
ひとりよがりになっていないか・・・客観的な目でみてください。
技術は習っても、それを使いこなせなければ絵に描いて餅と同じです。
活かしましょう。私たちは平面な絵ではなく、立体的な映像を創っているのですから。

過去記事一覧

  • 表参道シナリオ日記
  • シナリオTIPS
  • 開講のお知らせ
  • 日本中にシナリオを!
  • 背のびしてしゃれおつ