いつもやっていることや仕事以外のことで没頭したい!そんな方には毎週宿題が出るシナリオ・センターの基礎講座がおすすめ。「シナリオなんて書いたことがない」という方も、次の授業までに提出するシナリオをどう書くかで、頭がいっぱいになりますよ。
シナリオ・センター創設者・新井一は、『シナリオの基礎技術』『シナリオの技術』などシナリオの書き方に関する書籍をいくつも執筆しています。また、『月刊シナリオ教室』でも連載ページをもち、シナリオの技術を解説していました。その記事は、いま読んでも全く色褪せていません。
そこで、当時の記事を皆さんにご紹介。「シナリオってどう書くの?」という初心者の方も、「一度学んだけど、忘れちゃった…」という方も、これを読めばシナリオ作りが一層はかどります!
宿題が毎週出る、シナリオ作家養成講座 シナリオ8週間講座
宿題というと、小学校のことを思い出しますが、その幼稚なやり方をシナリオ・センターは頑固なほどに教育方針の基本にしています。シナリオ・センターでは毎週宿題が出ます。いや、出すのです。
東京だけでもシナリオを教える学校はいくつかありますが、こんなことをしているところは他にありません。なぜでしょうか。
宿題を出せば、それを添削しなければなりません。宿題を書く方も大変ですが、それを何百と読んで添削するということは、もっと大変なことなのです。シナリオ・センターでは、次の週に返して、勉学の参考にしてもらっています。
なぜそんな手間のかかる事ができるのでしょうか。
宿題を添削できるわけ
それは、添削する教授陣が完備しているからです。
また、同時に、数多くの講師が読んでも、主観に惑わされることなく、正確な批評をするために「シナリオ診断学」というものが確立されているからなのです。
「シナリオ診断学」。聞きなれない言葉ですが、シナリオをどう読むか、どう批評するか、どう指導を与えるかの勉強です。
胃が痛い。これは当人も他人もすぐわかります。しかし、この胃の痛みはどこから来たのか、神経から来たのか、盲腸から来たのか、肝臓から来た痛みなのか、単に胃酸過多から来たのか。これはお医者さんでなければわかりません。また、原因がわかっただけではいけないのです。こうすれば治るという対症療法がなければ、本当に治りません。
そのやり方をシナリオで行ったのが「シナリオ診断学」です。この作品で感動させられないのは、承の部分の伏線が弱いからだ、それを補強するためにはこうすれば良くなる、というのが「シナリオ診断学」です。
こうした技術がなければ、宿題は出せません。
出典:『月刊シナリオ教室』1987年11月号新井一「宿題の力」より/2020年10月号「新井一.com」
★次回9月6日に更新予定です★
※こちらの記事も併せてご覧ください。
▼なぜシナリオ・センターの講座は、毎回シナリオの宿題がでるのか?
「シナリオは、だれでもうまくなれます」
「基礎さえしっかりしていれば、いま書いているライターぐらいには到達することは可能です」と、新井一は言っています。
“最初の一歩”として、各講座に向けた体験ワークショップもオススメです。
※シナリオ作家養成講座とシナリオ8週間講座は、オンライン受講も可能です。
詳しくは講座のページへ