シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
12時間耐久シナリオマラソン終了!!やった、走りきった。しかも、私は2日間もであります。
ついでながら、事務局の山﨑は○○歳で、モンブラン登頂に成功しました!やった!おめでとう!三浦さんの次にエライ!!!
マラソンも山登りもすべてはゴールを目指して、走り切った、登り切った充実感こそがモチベーションを保つのだと思います。
連休の14・15日、「サマーセミナー12時間耐久シナリオマラソン」を行いました。
正直言って、今日の私は疲れています。なにしろ、2日間走りましたからね、伴走ですけれどね、とはいえ・・・伴走だって走るんです。(笑)
今回の「12時間耐久シナリオマラソン」は、今までと違う発想の仕方で、楽しんでもらおうと思いました。
思いきった発想の転換をして欲しい・・・と思ったんです。
技術は、みなさんに、きっちりと身につけていただけるだけのことはお教えしています。実際に皆さんうまい。
シナリオ・センターのノウハウは、技術の徹底。
技術をつけるということは、「型を知らずして型を壊せば形無し(型崩れ)、型を知って型を壊せば型破り」といわれているように、基本の技術を知らなければ、ただの形無しになってしまって、型破りのことができないからなんです。
よくこの言葉をおっしゃっていたのは故勘三郎さんや故談志師匠。型破りのことをしてきたこの方々だからこそ、型=技術の大切さをよーーーくご存知なんですね。
今回の講義の中でも、浅田が言いました。
キャラクターを創るとき、「○○すぎる」を考えるといい。几帳面すぎるとかおとなしすぎる、おしゃべりすぎる・・・。
このキャラでいうとシナリオ・センターの皆さんは、技術はしっかりお持ちなのですが、真面目すぎるかな・・・と。(笑)
で、この技術の活かし方を、ちょっと角度を変えてお教えすることで、バーンと大きくと飛べるんじゃないかと思いました。
講師の浅田と相談して、このマラソンを企画したんです。
12時間シナリオマラソンは、12時間走り切らなくちゃいけない。
あえて、慌しい、時間がない、バタバタと、あっという間に過ぎていくスピード感ある12時間にしました。
発想って、中で心に残ったもの、頭にこびりついたものだけでいいと思うんです。
じっくり考えてでてくるようなものではないと思うんです。
その発想が生まれたら、練っていくのはそこからなんです。
なので、ゼミでは色々な方に一言ヒントをもらうようにしました。他人からいただく「くっだらねぇ」と思うようなヒントも書きとめてくださいと申し上げました。「くっだらねぇ」ことが案外広がったりします。(笑)
創作は、自分のものです。いつも申し上げているように「私以外は私ではない」のですから、宇宙に唯一無二の存在のあなたにしか書けないものなんですね。
だから、反対に他人(ひと)のヒントが大切なんです。あ、こういう考え方もあるんだ、こういう見方ありか・・・がです。
この12時間耐久シナリオマラソンのやり方は、浅田的に言うと「ぶっちゃけ」型破りにみえますが、実は新井の基本にのっとっているんですね。
創作の発想は、頭を柔らかく心緩やかに、縛られないこと。感性は磨けるのです。
最後は5本締めと好きなもので乾杯しようという浅田の提案で、12時間完走のごほうびとして、みんなで乾杯をしました。
おかげさまで、参加された方々は疲労困憊しながらも喜んでいただけたようです。
この結果は、必ずコンクールに反映します。楽しみに待っています。