若さ
シナリオ・センター代表の小林です。さむ~!しかも雨の表参道。今日明日は20℃を越えず最高16℃とか言う予報に震えます。
そんな中、福岡から「考える部屋」と通信本科を受講してくれている中学1年生のAちゃんが、ご家族でおいでくださいました。
通信担当のありまと「考える部屋」担当の新井がお出迎え、行ってみたかった表参道のカフェでご一緒にシナリオ談議に花を咲かせていました。
彼女は、ドラマ「最後から二番目の恋」が大の大の大好きで、岡田恵和さんが出身だからシナリオ・センターに入学されたと。
才気あふれるシナリオで、「映像を浮かべる」と創作しやすいという彼女に、通信担当のありまも「考える部屋」の仲間も一目置いている存在です。
今回は、「最後から二番目の恋」の舞台の鎌倉へ行って、江ノ電に乗り、極楽寺へ向かうための旅なのだそうです。彼女のお姉さんはアニメファンでこちらは横浜狙いとか。(笑)
そんなおふたりのお嬢さんの希望に合わせての旅行をしてくださるご両親、暖かなご家族に育まれて、素敵なシナリオを描いてくれることでしょう。
鎌倉で、彼女は何を感じてくるのか、楽しみです。
創作の要
AERA(朝日新聞出版)の10/10~17合併特大号の中の朝ドラ特集の中で、講師の柏田道夫がコメントを求められています。
先月終わった朝ドラ「ちむどんどん」が沖縄復帰50周年を記念して沖縄を舞台にしたのに、評判が悪く「ちむどんどん反省会」なるSNS迄作られたことは話題になりました。
「沖縄の本土復帰50年を記念して沖縄を舞台にした割には、その意味があまり感じられないのが残念でした。基地問題や米軍との関係などは朝ドラでは触れにくかったかもしれません。
しかし、沖縄戦の遺骨収集の話チラッと出てくる程度で中途半端でしたし、復帰時の混乱や、沖縄の人が本土復帰をどう捉えたかなど、もっと見たかった。
沖縄の人の感覚や風土が伝わってきた『ちゅらさん』(01)とどうしても比較してしまい、『なぜ今回は?』と思いました。」と柏田講師。
朝ドラは、主人公のみならず周りの人たちのキャラクターも大事ですから、難しいですね。
私もご多分に漏れず「ちみどんどん」は違う意味で「ちみどんどん」してみていましたが。(笑)
10月からの「舞い上がれ!」は「朝ドラに限らず最近のドラマの傾向としてナレーションやせりふで説明をつけようとするきらいがある。ところが桑原さんはそれをしない。言葉の紡ぎ方、削り方が見事」
「人の心の機微を丁寧に描く」と桑原さんの連ドラ第1作「心の傷をいやすということ」をご覧になって、AERAでも期待してくださっています。
毎朝の目覚めが爽やかになりそうです。
来週の木曜日から3回にわたって「アニメシナリオ入門講座」が開講されます。アニメ描きたい人大集合!!
アニメシナリオも実写のシナリオも基本の作り方は同じですし、魅力的なシナリオすることも同じです。
でも、実写では表現できるところもアニメではできないところも、また反対にアニメだからこそできることがあります。
表現の幅がちょっと違うのです。
そこをしっかり押させることによって魅力的なアニメシナリオになります。
また、実写と異なるところに、1つの作品に多くのライターが関わることです。
シリーズ構成者と各話ライターで進行されるのですが、そのポジションや進行の方法、制作過程などを知っておくと、アニメシナリオの作り方が明確になります。
今年も、10月から始まる「虫かぶり姫」はじめ「新テニスの王子様」「弱虫ペダル」等々のアニメライター広田光毅さんが、アニメシナリオの基本を教えてくれます。通学とオンラインのハイブリッド。
ライターズバンクにもアニメシナリオの依頼は多く、アニメシナリオのコツをつかんでおくとデビューへつながります。