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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

いろいろいろいろ

映画「ひみつのなっちゃん」上映披露

視点

シナリオ・センター代表の小林です。今日は、147期シナリオ作家養成講座の開講、2023年の初講座です。
兎年の初講座が、どれだけ跳ねてくれるのか、とっても楽しみにしています。
シナリオ・センターが常に願っていることは、誰もが「自分の想い、考えを、伝える術を持つ」こと。
私自身は、新井一と違って脚本家の経験はありませんが、ジャンルを問わず様々な方法で、想いを伝えて欲しいと思っています。

昨今、ドラマの世界で、社会の問題点をさりげなく描く作品が増えてきています。
10月期もそうでしたが、1月期も出身ライター後藤法子さんの「罠の戦争」(CX)、出身ライター吉田紀子さんの「リエゾン~こどものこころ診療所」、出身ライター大北はるかさんの「女神の教室~リーガル青春白書~」、出身作家原田ひ香さん原作、出身ライター青木江梨花さんの「三千円の使いかた」、大石静さんの「星降る夜」やモラルさん、伊達さんの「スタンドUPスタート」とか。
視点も見せ方もいろいろですし、大上段に構えてもいませんが、今の世の中にちょっと一石を投げるようなドラマが増えてきている気がします。
この「表参道シナリオ日記」のように私がストレートに怒っているだけ(笑)では伝わらないことも、ドラマでは作者の視点で描き、映像の見せ方で多くの人に伝えることができます。
別に社会派ではなくても、ラブストーリーでもサスペンスでもコメディでも、ドラマは人間を描くことですから、必ず日々の生活の中での人としての在り方が表れるものです。
伝えたいものを客観的に見る目も大事にしていければと願っています。

28日

今週の土曜日28日は、大忙しです。頭をフル回転させましょう。
まずは、シナリオ・センターで行われる、新春第1回目のミソ帳倶楽部。
初春1回目は、シナリオ・センターの社員田中和次朗デビュー脚本・監督の映画、シナリオ・センターが総力を上げてバックアップしている「ひみつのなっちゃん」を取り上げ、この映画の近藤プロデューサーをお迎えします。
田中のバックアップはもちろんですが、この映画が生まれる経緯は、シナリオ・センターで学ぶ方々にとって、きっと役に立つと思い、新春第一弾にしました。
というのは、田中はシナリオ・センターの社員ですが、だからと言って売り込んであげたわけでもありません。
仕事から帰って、人知れず(連れ合いはご存じでしたが(笑))毎日コツコツとシナリオを描き続けていただけなんです。でも、脚本・監督デビューした。
皆さんが一番知りたいのは、一介のサラリーマンが、脚本家として、監督として映画デビューができた経緯だと思います。
近藤プロデューサーに「ひみつのなっちゃん」のシナリオを受け取った時の印象から、プロデューサーがどんな視点で新人の作品を読むのかなど、デビューするためのヒントをいっぱい語っていただきたいと思っています。
「ひみつのなっちゃん」は研修科の課題「葬式」から生まれたもの。そこからどう膨らませて言ったのかも田中に話してもらいます。
世に出るきっかけづくりのロールモデルになるのではと思います。
28日16:00~17:30 対面はシナリオ・センターホールへ。オンラインもあります。

そのあと、プチイベント「監督といこう!映画ひみつのなっちゃん@新宿ピカデリー」(19:20の上映回を予定)もあるようです。
詳しくはシナリオ・センター公式HPで。

同じく28日19:00~21:00、シナリオ作家協会Youtubeチャンネル「Ban’sBar」で、脚本家・小説家でシナリオ・センター講師の柏田道夫がゲストで脚本家伴一彦さんと対談を行います。
先週は、出身ライターの柏原寛司さんと丸山昇一さんでした。
柏田道夫の回は、どんなお話になるのかわかりませんが、近作「島守の塔」から時代劇「武士の家計簿」「武士の献立」「二宮金次郎」などの制作秘話などが語られことでしょう。
こちらも必見です。
詳しくは、日本シナリオ作家協会の公式HPで。

これから、どんどんミソ帳倶楽部もアドバンス講座も充実した内容、素敵なゲストをおよびしますのでお楽しみに。
2023年をいい形でスタートを切っていただければ嬉しいです。

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