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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

すてきな人々

侍JAPAN

シナリオ・センター代表の小林です。すごい!WBC、侍JAPAN、アメリカを下し優勝しちゃいました。おめでとうございます。
1次ラウンドの時も、試合ごとに見ごたえあるドラマを創ってくれ、準決勝のメキシコ戦は、サイコーの見せ場を作り、最後に優勝という結にもっていく、まさにドラマチックな展開でした。
今日の試合前の円陣での大谷選手の言葉が名言と話題になっています。
「僕から一個だけ。憧れるのをやめましょう」
そういえば、テニスで、錦織選手が憧れのフェデラー選手と対戦した時、リスペクトし過ぎていて、力んでしまって負けたことがありました。
やはり、スポーツだけでなく、なんでもそうだと思いますが「憧れの人」に会ったら、ちょっと委縮しちゃう、「自分より上の人意識」がでてしまうのは当たり前ですよね。
「憧れてしまっては超えられないので、僕らは今日超えるために、トップになるために来たので。
今日一日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけ考えていきましょう」
それぞれの選手の胸に響いて、若い選手も臆せずに頑張った結果が出たのでしょう。
憧れの人に素晴らしいと思われた侍JAPANの面々は、憧れの人を越えましたね。
その陰でと言ったら失礼ですが、岸田総理の突然のウクライナ入り。
すっかり影が薄く、パフォーマンス以外のなにものでもないのに、意味ないでしょ。G7で行ってないのは日本だけと焦ってのことでしょうが、なんだかなぁ。浪費にしか思えなくて、もっとウクライナにも日本にもプラスになるやり方はないんでしょうか。
本当は、日本人はみんなで、勝手で無策のお上に怒らなければならないのですが、今日のところは侍JAPANの活躍に免じて文句は言わないでおきますか。
きっと夜のニュースもそんな感じですよ。(笑)

大奥

ここのところ、ドラマの最終回が増えてきています。最終回ってすごく難しいと思うのです。
また見たいなぁとか、もっとみていたかったと思うような最終回はなかなかお目にかかれないのが現状です。
1月期でも出身ライターのみなさんが活躍されていましたが、一番話題になったのは「大奥」(NHK)だったようです。
もっと見たいなぁと思ったら、秋に第2弾がということでワクワクしちゃいます。
歴史的にうんぬんはともかく、よしながふみさん原作の男女逆転の「大奥」、漫画はめちゃくちゃ面白かったですが、私は、原作を越えたドラマになっていたと思います。
出身ライター森下佳子さんの脚本はさすがでした。
富永愛さんのかっこいい吉宗もすてきでしたが、やはりそれぞれの将軍の葛藤を描いた森下さんのシナリオ力がダントツ。
今の世の中に通じるものがあるからこその描き方で、吉永さんの原作をより一層のものにしている気がしました。
産むことに重点をおかれた性別のありかた、そのむごさを。
また、子を産むことが夫婦のあり方でも愛情でもないということ、吉宗と種なしの杉下との愛が語ります。
細やかな描写で、それぞれのつながり、愛憎を見事に描いて、もう終わっちゃうの?家重は?と・・・。
さて、4月期は、どんなドラマが出てくるのでしょう。楽しみですね。

愚かな少子化政策は、まさに大奥。
前時代的な子づくり政策は、本当に不愉快です。
せめて、このドラマ、少子化対策の担当の人は見て、お勉強したらいかがでしょう。

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