“日本映画界最高の名誉”と称される「日本アカデミー賞」。
46回目となる今回も、出身ライターの方々(政池洋佑さん、松本花奈さん、黒岩勉さん)が脚本を担当された作品が各賞を受賞されました!
現在シナリオ・センターで学ばれている皆さんと同じように、シナリオの技術を勉強された“先輩方”のご活躍は刺激&励みになるのではないでしょうか?
3月10日グランドプリンスホテル新高輪で行われた授賞式の画像とともに「出身ライターの方々が脚色を手掛けた作品の受賞情報」をご紹介。また最後に「最優秀脚本賞&優秀脚本賞受賞者リスト」も掲載しますので、特に脚本家志望の方はチェックしてみてください。
政池洋佑さん脚本『ハケンアニメ!』
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©2022映画「ハケンアニメ!」製作委員会
『ハケンアニメ!』は、優秀脚本賞(政池洋佑さん)、優秀作品賞、優秀監督賞(吉野耕平さん)、優秀主演女優賞(吉岡里帆さん)、優秀助演男優賞(柄本佑さん)、優秀助演女優賞(尾野真千子さん)、優秀音楽賞(池頼広さん)、優秀美術賞(神田諭さん)、優秀編集賞(上野聡一さん)、新人俳優賞(小野花梨さん)を受賞。
※以前、政池洋佑さんにお話しいただいた模様も併せてご覧ください(写真↓)。
▼脚本家 政池洋佑さん/『死役所 』『ミリオンジョー』を脚色して
松本花奈さん脚本『今夜、世界からこの恋が消えても』
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写真提供: 東京写真記者協会
『今夜、世界からこの恋が消えても』は、新人俳優賞(福本莉子さん)を受賞。
©2022「今夜、世界からこの恋が消えても」製作委員会
黒岩勉さん脚本『キングダム2 遥かなる大地へ』
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©原泰久/集英社 ©2022 映画「キングダム」製作委員会
『キングダム2 遥かなる大地へ』は、優秀助演女優賞(清野菜名さん)、優秀撮影賞(佐光朗さん)、優秀照明賞(加瀬弘行さん)、優秀美術賞(小澤秀高さん)、優秀録音賞(横野一氏工さん)を受賞。
※第5回市川森一脚本賞授賞式での黒岩勉さんのコメントを掲載したこちらの記事も併せてご覧ください(写真↓)。
▼プロの脚本家はシーンを意識!~『貴族探偵』『僕のヤバイ妻』黒岩勉さんのコメントから紐解く~
黒岩勉さん脚本『ONE PIECE FILM RED』
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©尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会
『ONE PIECE FILM RED』は、優秀アニメーション作品賞、話題賞 作品部門を受賞。
『ONE PIECE FILM RED』音楽チームは第46回特別賞を受賞。
なお、話題賞は作品部門と俳優部門があり、ニッポン放送『オールナイトニッポン』リスナーの投票をもとに、今年最も話題を集めたと思われる作品と俳優を決定するもの。日本アカデミー賞全部門の中で唯一、一般の映画ファンが投票に参加できます。
『ONE PIECE FILM RED』は公開177日間で日本国内の興行収入197億円、動員人数1427万人を突破し、国内の映画興行収入ランキング歴代8位。さらに海外での興行収入は122億円(1月27日時点、1ドル129.48円換算)となり、全世界での興行収入は319億円に到達。『ONE PIECE FILM RED』が話題賞 作品部門を受賞されて「やっぱり!」と思われた方も多いのではないでしょうか。
授賞式には、モンキー・D・ルフィ役の声優 田中真弓さんが登場(写真↓)。ルフィの決めゼリフ「海賊王に、おれはなる!」や「関わった全ての皆さま、応援してくれた皆さま、お前たちはおれの仲間だー!」とコメントし、会場を沸かせました。
写真提供: 東京写真記者協会
脚本家志望者 要チェック!
最優秀脚本賞 & 優秀脚本賞 受賞者リスト
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写真提供: 東京写真記者協会
■最優秀脚本賞受賞:向井康介さん(『ある男』)
<『ある男』は作品賞など最多8部門で最優秀賞を受賞(写真↑)>
※以前、公開講座で向井康介さんにお話しいただいた模様も併せてご覧ください(写真↑)。
▼脚本家になるまで /脚本家 向井康介さんに学ぶ
・向井康介さんのプロフィールと主な映画作品はこちらの映画.comのサイトをご覧ください
■優秀脚本賞受賞:政池洋佑さん(『ハケンアニメ!』)※シナリオ・センター出身ライター
・政池洋佑さんのプロフィールと主な映画作品はこちらの映画.comのサイトをご覧ください。
■優秀脚本賞受賞:小泉堯史さん(『峠 最後のサムライ』)
・小泉堯史さんのプロフィールと主な映画作品はこちらの映画.comのサイトをご覧ください。
■優秀脚本賞受賞:橋本裕志さん(『月の満ち欠け』)
・橋本裕志さんのプロフィールと主な映画作品はこちらの映画.comのサイトをご覧ください。
■優秀脚本賞受賞:早川千絵さん(『PLAN 75』)
・早川千絵さんのプロフィールと主な映画作品はこちらの映画.comのサイトをご覧ください。
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いま、シナリオ・センターでお学びいただいている方。“先輩”の政池洋佑さん、松本花奈さん、黒岩勉さんに、是非続いてください!
また、「シナリオにちょっと興味がある」という方。シナリオ・センターでは創作経験の有無に関わらず、シナリオの書き方をイチからお学びいただけますので、是非お気軽にご受講ください!
※日本アカデミー賞に関しましてはこちらの記事もご覧ください。
▼第44回日本アカデミー賞
映画業界で働きたい方・脚本家になりたい方注目
▼第43回日本アカデミー賞
出身ライターが脚本を担当された作品が各部門で受賞
▼第42回日本アカデミー賞
映画業界に入りたくなるコメント集
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