質問
シナリオ・センター代表の小林です。今日の表参道は雨。しかも肌寒いです。
こういう寒暖の差が激しい時は、風邪をひきやすいので、服装にくれぐれも注意を払ってください。寒くても暑くても対応できるように。
148期シナリオ作家養成講座説明会においでくださった方の質問へのお応え、月曜日から始めて今日で終わりました。
いつも思うのですが、質問ですら創作と同じで、おひとりおひとり違うのです。
観点、視点が違うと捉え方も違うので、その方に少しでもわかりやすくと思うと、ご質問された方はどんな方なのだろうとトコトンとことん想像力が必要になってきます。
もちろん、私の想像と合っているとは限りませんが、自分なりこういう方ではなかろうかと思いながら、お返事をさせていただく方が私自身がお応えしやすいのです。
リアルに参加してくださった方は、説明会で描いていただいたシナリオのセリフのほかに文面、字面とか書き方とかで想像しやすいのですが、オンラインのチャットで書いてくださった方は、何の特長もありませんから、想像のきっかけがつかみにくい。
自筆の文字って、案外書き手を感じることができるのですが、文脈の中だけで想像しなければならなくて、私のなけなしの想像力をフル回転させながら、シナリオ・センターで学んでみてもいいかも・・・と思ってくださっただけで嬉しいので、その嬉しさでお応えしているのですが、伝わっているでしょうか。
日常と同じで、自分の想いや考えを伝えるということは本当に難しいものですね。
想いというのは個人のものですが、それをたくさんの人に伝わるように表現すること、これが創作の醍醐味でもあり、超難しいところなのだと思うのですが、だからこそ興味が尽きない面白いところだと思うのです。
創作
昨年、シナリオ・センターのホールで上演した「ライターmeetsアクター2023」の募集が始まりました。
本日、説明会で課題を発表されました。
朗読劇をシナリオ・センターの受講生の方が描き、それを三木プロダクションの養成中の声優さんが演じるというもので、新しい出会いと新人同士のフレッシュな出会いを楽しむ場所として、年々広がりを見せています。
コロナ禍では配信でしかできなかったのですが、昨年シナリオ・センターホールの舞台で久々に行い、3日間満員御礼と大好評でした。
朗読劇というのは、昨今色々なやり方がありますが、原則は音の芝居で、人物の動きは描きません。ラジオドラマに準ずる書き方で、セリフ効果音、音楽で構成します。
今日は朗読劇を書いてみたいという方のために、この公演の演出・プロデュースもしている作家集団の平岩講師が書き方から朗読劇の立ち位置迄お教えし、2023年の課題を発表しました。
2023年ライターmeetsアクターの課題・・・じゃーん「悪役」です。
悪役とは、映画やドラマで悪人を演じる役、または演じる人。
といっても、単なる「犯罪者」「殺人鬼」「モンスター」とは異なります。人間味もあふれる魅力的な「悪役」を表現してください。
例えば、「ドラゴンボール」のフリーザー、「アンパンマン」のばいきんまん、「パットマン」のジョーカーなど等、主人公の行動を邪魔だてしたり、時に敵役となる役を意味します。
締め切り5月31日(水)23:59 詳細はホームページで。
昨日、映画「銀河鉄道の父」の電車が、京王電鉄でイベントとともに走りますとお知らせしました。
京王電鉄さんすごいです!まだまだやります。
5月15日から6月15日迄、「岸辺露伴ルーヴルへ行く×KEIO」というタイアップ企画もやってくれるのだそうです。
「岸辺露伴ルーヴルへ行く」は、5月26日公開の出身ライターの小林靖子さん脚本の映画です。
テレビドラマでも小林靖子さんの巧みなシナリオに惹かれましたが、映画はルーヴルまで行って、私たちを魅了します。
京王電鉄では、あの「ヘブンズ・ドアー」を模したオリジナル台紙、岸辺露伴(主演高橋一生)デザインの1日乗車券・オリジナルカードをセットした「記念乗車券」を発売します。
また、キラリナ京王吉祥寺では衣裳展を実施、ベーカリー&カフェルパで「黒く邪悪なパン」を発売するなど京王グループ挙げて応援してくれています。
映画だけでなく、こういうイベントも楽しめるって、ワクワクしますね。
「黒く邪悪なパン」食べてみたい。もっと邪悪な小林になれるかも。(笑)