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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

日本の色

地球にじいろ図鑑 鉱物×日本の伝統色

大雨

シナリオ・センター代表の小林です。まだ8月にもなっていないのにこの異常な暑さはどうなるのでしょう。
エアコンの中にいることができる私たちは本当のありがたく、外で働かれていらっしゃる方、また東北秋田の、九州大分・福岡の大雨災害に合われている方々はいかばかりかと心が痛みます。
この災害を前に、お上は外遊をされており、帰ってからも被災者を心配されている様子があるのかないのか・・・災害対策に力を入れてるようにはまったくみえないのですが・・・。
今日もまた東北、北陸、山陰を中心に大雨警報が出ており、災害が起きてからではなく、事前の対策を手早くやって欲しいものです。

2018年の西日本豪雨の時に、安倍さんを中心に赤坂自民亭と称して宴会をしていた自民党のお歴々。
その中に岸田さんもいらしたけれど、あの時の反省もなく(悪いとも思っていなかった?)、また同じことを平気で繰り返す神経がまったくわかりません。この人たちは本当に亡国の徒としか思えません。
支持率がどんどん落ちてはいるようですが、まだ指示している人がいること自体が、私にとっては不思議です。
災害対策然り、マイナカード、旧統一教会、原発処理水、軍備拡大も沖縄基地問題も何一つ丁寧な説明も、合点のいく納得できる根拠も示すことなく勝手に進んでいく、国民の声など聞く耳も持たない。そんな人たちをどうやったら信じられるのでしょうか。

コロナの隔離中に「ニホンという病」(講談社刊)、養老孟司さん・名越康文さんの対談を読みました。深い!面白い!
ただ、おふたりが冷静にこの国お話をされればされるほど、絶望が押し寄せて来て悲しくなりました。
帯には「読んでも治りませんが大量のヒントはあります」と書いてありましたが・・・。
聞く耳がない人にどう伝えることができるのか、このシナリオは相当難しいですが、日本を救うシナリオを描かなくては。

地球にじいろ図鑑 鉱物×日本の伝統色

第24回日本ミステリー文学大賞新人賞を2021年に「馬疫」で受賞された茜灯里さんが、「地球にじいろ図鑑 鉱物×日本の伝統色」(化学同人刊)を書かれました。
「馬疫」の時は、獣医、科学ジャーナリスト、新聞記者、宝石鑑定鑑別など等多岐にわたってご活躍されていらっしゃることはお伺いしていました。
東大大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程を修了されいらして、鉱物の色の研究などに携わっておいでで、実はミステリーではなく、こちらが本職でいらしたのですね。
現在、Newsweek日本版Webで化学コラム「サイエンス・ナビゲーター」を連載されています。

本書は、にじいろとついているように、地球に溢れている美しい色を、虹の七色の順番に紹介しています。最後に無彩色の章もあります。ああ、こんなにも地球には美しい色が溢れているのだと感動する素敵な本です。
いつも汚いものばかり目にしている気がするだけに、地球にある鉱物のなんともいえない輝きに心惹かれます。
自然界にある色を日本の伝統色に当てはめて紹介しているのですが、このことだけでも、他の国の方よりも日本人の感性が色に敏感である気がするのですが・・・どうでしょう。
最近は、色の心理的効果が科学的にも証明されています。
好きな色を洋服や小物、雑貨、インテリアなどに取り入れると癒されますよね。緑の中にいると癒されるのも同じようで、私たちは色によってホッとしたり、頑張ろうと思えたりするようです。

私はラピスラズリ、瑠璃色が好きですが、世界でもっとも古くから利用されている鉱物だそうです。
顔料や画材にも使われてきたそうで、クレオパトラのアイシャドウに、フェルメールやレンブラントがよく使った画材でもあるのだそうです。
パラパラとめくっているだけでも心が洗われるような、落ち着くような・・・そばに置いておきたい図鑑です。

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