マスコミ
シナリオ・センター代表の小林です。今日はすっかり秋ですよ、表参道も。
シナリオ・センターの事務局は、扉を開け放ち、冷房をせずに一日過ごしました。
日射しは強いものの、急速に秋めいてきて、頭も体もついていけません。こういう変化は、体調を壊しやすいですから、くれぐれもお気を付けくださいね。
昨日のジャニーズの記者会見で、色々物議を醸しだしたのが、記者会見の内容もさることながら、記者会見そのもの。
私は、ニュースでしか知らないのですが、あの「新聞記者」のモデル東京新聞の望月さんたちが質問ができないことで勝手に発言したとか、イノッチが「落ち着いて」と大人の対応したとかでていましたが、実際を見ていないのでわかりませんが、どういう進行だったのだろうと思いました。
そうしたらびっくりしたことに、未だにジャニーズ事務所に忖度しているのか、ジャニーズ事務所に一社一問とか更問(重ねて訊くこと)なしとかを注文されて、唯々諾々承諾していたというではありませんか。
記者会見とは、発表したことに対してインタビューに答えることではないのですか。
政治家への記者会見でいつも腹立っていましたが、マスコミ自身、全く当たり前のように一社一問とか、更問(重ね聞き)なしとか、訊かれては困る質問をする記者を排除するとかを平気で受け入れるというのはジャーナリズムとしてあり得ない行為です。
江川紹子さんもおっしゃっていましたが、更問ができてこそ、やり取りが生まれ、そこから真実が見えてくる、それがコミュニケーションというものです。
コミュニケーションの意味も分かっていないマスコミの垂れ流しは、大本営発表と同じです。そんなものになんの意味もありません。
疑問に思うことはきちんと訊く、おかしいと声にだす、自分の声を届けられないようなメディアは、存在の意義もないし、むしろ悪でしかないと思います。
日テレシナリオライターコンテスト2023
明日も、緊急「THEミソ帳倶楽部」です。
9/30で締め切られたTBSのコンクール、橋田賞新人脚本賞とコンクール公開講座を行って来ましたが、明日は10/31締め切りの「日テレシナリオライターコンテスト2023」の公開講座を行います。
この秋はコンクール一色という感じですが、チャンスは逃さず、つかみ取りましょう。
ゲストは、「日テレシナリオライターコンテスト2023」を運営する佐藤スタジオセンター長と河野プロデューサーのおふたり。
今回の募集はテレビドラマの作品募集というよりは、ライター募集に近いですね。テーマ、内容自由で、応募資格にちょっと驚きます。
「プロの脚本家として活躍したい人。映画、テレビ、アニメなどのコンテンツに強い思いを持ち、ジャンルを問わずストーリーを書いていこうという意欲のある方。」って、枠がないんですね。
このコンクールを仕切られている佐藤貴博プロデューサーは「デスノート」「海賊と呼ばれた男」など多くの映画を、河野プロデューサーは「すいか」「だが、情熱はある」などドラマを、特に岡田恵和さん脚本の作品を多く手掛けていらっしゃっていて「銭ゲバ」「泣くなはらちゃん」「ど根性ガエル」「奇跡の人」(NHK)、昨年多くの賞に輝いた映画「メタモルフォーゼの縁側」もプロデュースなさっています。
ちょっと勝手に親近感を持ってしまいました。(笑)
日テレさんが、どんなライターを望んでいらっしゃるか、どんな人とタッグを組みたいのか、しっかり知っておきたいですね。
この何でもありというのは案外クセもので、もちろん、魅力的な作品が書ける力があればいいわけですが、これから一緒にやっていく人を求めているということは、作家性、作家としての視点が問われるのではないかと思います。
「どう描くか」はシナリオ・センターで学んでいるのですから、自信を持って「何を描くか」、あなた自身の作家性を発揮してください。
10月4日19時から、対面とオンラインで。