想像力
シナリオ・センター代表の小林です。秋晴れの表参道です。気持ちがよく散歩したい気分です。
そんなルンルン気候になってきたけれど、世の中はくら~いですね。
10月も物価の伸びが名目賃金より上回り、日銀総裁は消費者物価の見通しに誤りと認めました。
物価高に悩む下々の声は、お上には届かないのでしょうね。
私は、常々思っているのですが、おじさんたちにお上を任せている内は、もうこの世の中を動かすことは無理なんじゃないかと。
かといって、すっかりおじさん化しているおばさんもいただけませんが。
少なくとも、聞く耳、見る目を持っている人、想像力を持っている人に動かして欲しい。
利権まみれのジ○○に牛耳られないで若い人が立ちあがって欲しい。
大根1本の値段も知らない、子どものおむつ代やミルク代も知らない、庶民の暮らし向きなどわからない物価高などどこ吹く風でいられる立場にいる人たちが、さも下々の大変さをわかった気持ちでいるふりをすることに、本当に腹が立ちます。
せめて、ちゃんと知ろうとする努力をして欲しいのです。
政治家は全員、世の中を見る勉強を必須にして、合格できない人は政治家になれないようにしたいです。
自分の周りだけをみて世の中はこんなものって思っていられるのでは困りますからね。
私自身、子ども食堂や寺子屋、養護施設などに実際に関わり始めたことで、今まで全く知らない世界があることを知り、恥ずかしく思いましたし、今まで以上に世の中の理不尽さを感じました。
自分にできることは大したことはないですが、声をあげることで少しでもつらい環境にいる方々にお上が目を向けてくれたらと思います。
Theミソ帳フェス
今月は、2024年を見据えて、出身ライターの方々、プロデューサーのお力をお借りして、来年へのステップアップを図ります。
11月23日「Theミソ帳フェス」開催!
創設者新井一の命日、27回忌を迎えるにあたって、より受講生の方々に飛躍して欲しいと思い、開催することにしました。
創立当時と違い、昨今は配信などでシナリオの需要はどんどん増えています。
おかげさまでこの20年、飛躍的にたくさんの方がデビューを果たしています。
業界でも「シナリオ・センター出身ライターが席捲しているね」といわれます。嬉しいことです。
なので、ライターズバンクへのご依頼も引きも切らず、ありがたいことです。
ですが、プロになったのは受講された方、全員じゃない。
新井は、死ぬまで「何故、全員がプロになれないのか」と本気で疑問に思い、悩んでいました。
基礎講座で、自分はしっかりとシナリオの技術(映像表表現の技術)を渡したはずなのに、「なぜ?」と。
確かに受講生の皆さんにシナリオの技術(映像表現の技術)をお渡ししました。では、なぜ、全員プロになれないのか。
私、わかったんです。この先の1歩に必要なものが。
ちょっと身落としていた気がします。大事なことを。申し訳ありません。
シナリオの技術はいわば、プロになるため、魅力的なシナリオを描くための武器(今の時代あまり適切な表現ではないのですが)です。
基礎講座でもらった武器は、拳銃や大砲など飛び道具もありの、槍も刀も手裏剣も様々なものです。武器の使い方もしかと伝授しました。
でも、戦いに合わせてどこで使えばどう使えば最適なのかがよくわからない。
大事なのは、これをどこでいつどう使うかのコツなのだということを。
で、「Theミソ帳フェス」なのです。
実践的に、持っている武器をどういつどのように使えば魅力的なシナリオになるのかをお伝えします。
それを教えてくださるのは、大活躍されているプロの脚本家、プロデューサーの皆さん。
魅力的な連ドラをたくさん描かれ向田邦子賞を受賞されている出身ライターの橋田敦子さんに「テレビドラマ」を、日本アカデミー賞脚本賞や菊島隆三賞など数々の映画で受賞されている出身ライターの加藤正人さんに「映画」のつくり方を。
そう、プロのおふたりの流儀を、適切な使い方を教わります。
色々な場面で、その時々に合わせて使えるように。
そして、東宝の市川南プロデューサーに、これから欲しいオリジナル脚本とは、どうのように脚本家と創っていくか等、ライターの登竜門の扉を開いていただきます。
最後は、今までお三方からお聴きしたお話を、我が力にするために、実践的に使ってみれるように浅田講師の指導の下実作をします。
おわかりいただけたでしょうか。
戦える力はある、だけど、どこでいつ何をどう使えばいいのか、色々な場面に合わせて使えなければ意味がないのです。
ね、使い方さえわかれば、ずーっとうまくなるでしょ。
このシナリオの技術を使いこなしてこそ、プロなのです。
あなたの飛躍の1日になることを願っています。(単体でも受講できます)