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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

視点

身代わり忠臣蔵

何もかも不明

シナリオ・センター代表の小林です。今日はバレンタインデー。
昨今は義理チョコが70%も減ったという話ですが、シナリオ・センター事務局は、義理チョコオンパレード(笑)いやいや、義理チョコではなくお互いの親愛のシ・ル・シ。
退職して8年近くなっても大阪から熱いメッセージとともに事務局男子にチョコレートが送られてきたりと・・・事務局のやさしさを創り上げているのは、こんなお互いを想い合う心だと思うのです。

人は皆違うのだから、その違いを認め合おうと常に申し上げている私ですが、それにしてもこの国のお上たちはひどい。それに比べて、1カ月たってもロクな支援ももらえないのに、国民の健気なこと。
被災地では、石川・富山の両県は全ての税目の申告・納付期限を延長されているのに、被災者の方々から「申告書類を家に取りに行けない」「津波で税務資料が流され、期限に間に合わない」などの納税に関する問い合わせが相次いでいるのだそうです。この期に及んでも払わねばと思う国民の律義さ、お上にはわかりますか?

なにしろお上軍団ときたら、律義にりの字もない、税金は納めるものだと思っていない人ばかり。
官房機密費を更迭前に4660万円も引き出しちゃう人、収支報告書すべて「不明」として平気な人に開き直って訂正もしない人、領収書を使いまわす人、本を買いまくったらしい人、全国の選挙戦にばら撒いた人・・・etcetc
色々な人が居すぎてびっくりだけど、挙句に「政治資金改正法」の連座制はなじまないなどと厚顔無恥の人がいるかと思うと、逃げ腰お上は監査人の業務が増えて対応できないのではと宣う。
ふざけないで!どの口で言うのですか!業務が増えるって?あなた方のせいでしょ。やるのですよ、徹底的に!
うちの経理だけでなくどこの経理も、インボイス制導入でシステムは変えなくていけないわ、やれ請求書も領証書も変えなくてはいけない、通知しなくてはいけないなど仕事は増え、今もまだ大変な想いをしていますよ。
しかも、「不明」で済まそうとすると罰金だとか言われるんですよ。信じられる?お上軍団は罰せられないのに何をいっているのでしょう、国税庁は。
裏金額の高ではない、1円でもアウトでしょ。国民のお金を勝手に使い放題にして、すべて不明でことを済ませ、脱税に、選挙違反、買収・・・なぜに逮捕も徴収もされないのか教えてもらいたいです。できないなら、日本中「不明」ですませましょうよ。

身代わり忠臣蔵

3月のミソ帳倶楽部は、3月5日(火)19:00から出身ライターの土橋章宏さん。
題して「脚本家と小説家の二つの顔を持つ出身ライター土橋章宏さん」
2月9日(金)には、ムロツヨシさん主演の話題作 映画『身代わり忠臣蔵』が公開となりました。本作は、原作となる小説も脚本も、土橋章宏さんご自身が執筆された作品です。

私も拝見して、久々に痛快な気分を味わうことができました。
主役は私の大好きなムロツヨシさん。ま、ムロさんのテンションの高いこと、高いこと。ちょっと疲れるけれど(笑)、土橋さんの発想がすごい、伏線がうまい、今までにない忠臣蔵の面々のキャラクターが見事、こう来たかと感心することしきりです。
今回のミソ帳倶楽部は、映画『身代わり忠臣蔵』のお話を中心に脚本、小説を書きたい人はゼッタイ見逃せないお話をしてくださいます。
小説を書く際の頭の使い方、脚本を書く際の頭の使い方はどうしているのか、土橋章宏さんの創作の根っこに迫ります。

「忠臣蔵」って色々な形で上演され、上映され、小説になりと日本人なら少なくとも誰もが知っているお話です。
この「忠臣蔵」は、色々な視点で描かれています。
よく話題になるのは橋田壽賀子さんがお描きになった「女たちの忠臣蔵 いのち燃ゆる時」、赤穂浪士ではなくその妻や恋人など女性を描いたものです。
歌舞伎や文楽にも「女忠臣蔵」はあります。
登場人物がなにしろ47人も赤穂浪士はいるので(笑)、それぞれを描いても色々なお話が創れます。
歌舞伎だけでも、それぞれの赤穂浪士を描いて十一段ありますし、「松浦の太鼓」のように当事者ではなく外から見た人を描くことも、「中村仲蔵」のように赤穂浪士の物語から描くこともできます。

土橋さんは、吉良上野介側から創られました。
それも、吉良上野介本人ではなく、その弟が主役という、しかも身代わりというまったく新しい視点です。
これこそ、ご自分の小説「超高速!参勤交代」の脚本で、アカデミー賞最優脚本賞を受賞された土橋章宏さんの真骨頂だと思います。
この「身代わり忠臣蔵」も原作の小説も脚本も土橋さんご本人がお描きになっています。
『身代わり忠臣蔵』について、深く知りたい方だけでなく、多作な土橋さんのアイデアの出し方、見つけ方について知りたい、脚本も小説もどちらも書きたい、ご自分の作品の脚色の仕方、企画の売り込み方、魅力的な打ち出し方を知りたい方、ともかく面白く為になる90分をお楽しみ下さい。

『身代わり忠臣蔵』の映画と小説をご覧になって参加されると、より学びが深くなります!
映画『身代わり忠臣蔵』公式サイト:https://migawari-movie.jp/

 

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