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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

人生はドラマ

山王祭 神輿

人との

シナリオ・センター代表の小林です。6月7日から16日まで、地元のお祭りが始まります。
前にもお話ししたことがありますが、山王祭と言って、江戸三大祭りのひとつ。山王日枝神社は、都内の神社では氏子区域が一番大きく、千代田区の皇居から中央区の銀座まで広範囲のため7日に行われる神幸行列は丸一日かかります。
東京の中心地を、300mにも渡るご鳳輦、宮神輿、山車に王朝装束に威儀を正した500名もの現代の王朝絵巻の行列が巡ります。
6月7日の神幸祭から始まって、神輿の宮入、練り歩き等金曜日から日曜日までが中心ですが、2年おきに鵜行われていたお祭が、コロナがあって6年ぶり神幸行列から始まるということで氏子たちは久々にハイになっています(笑)
お祭って、地域のコミュニケーションツール、地元の人たちを結ぶ大事なものなのだとしみじみ感じました。
6/7~6/16まで山王嘉祥祭を同時に行っており、これは和菓子のお祭りで日枝神社へ行くと無料でいただくことができます。美味しい練きりですよ。是非賞味を。

規正法改正はもうめちゃくちゃですね。
「何を考えているの?お上?」と言いたいところですが、考えていることなんて丸見え。
パーティーでたくさんお金を懐へ入れたいし、企業とは癒着したままでいたいし、自分のために使った収支なんて見せられないし・・・なにも変えたくない。それだけです。
収支なんて見せたら、国民全員に大バッシング、袋叩きになりますものね。
ねぇ、子どもの7人に1人が貧困、3食食べられない家庭も増えて来て、子ども食堂は学校の数を越えたくらい必要とされている。国会議員だったら、自分のことより、まず考えることはここではないですか。
子どもなんて産めないし育てられない、そんな世の中にしたのは誰ですか。

人間を描く

毎日朝ドラ「寅に翼」(NHK)を見ています。「人間を描く」というのはこういうことだと、毎日感心して拝見しています。
「燕は戻ってこない」(NHK)長田育恵さんの脚本も、しっかり人間を描いていらして目が離せません。
社会派よりも楽しいドラマが好きな私は、NHKばかりで恐縮ですが「柚木家の四兄弟」荒井修子さんの脚本にはほんわかされて癒されています。
ドラマは「人間を描く」ことと言われていますが、魅了されるのは、自分と違う人間が、どう考え、どう想い、どう行動するかなのですね。
ストーリーの展開の速さとか、これでもかという設定で見せられるものもありますが、そこに魅せられるとしたら、やはりただストーリーではない、そこに主人公たちがいるからです。
ストーリーは人間を描くための手段にすぎません。
今期の3つのドラマは、そこをしっかりとわからせてくれていて、楽しく魅せられています。

これからまた7月の改変期を迎えます。またまた魅了してくれるドラマに出会えるのはとワクワクします。
この間、発想の話しで「アベコベ」の話をしました。
そうしたら、7月期の岡田恵和さん脚本「南君が恋人?!」(テレ朝)が、1994年、30年前に岡田さんが描かれた内田春菊さんの原作「南君の恋人」の逆バージョンなんだそうです。
そう、新井一がよくいうこれを使えばゼッタイ面白いものになるという「アベコベ」なんです。
94年のドラマは、女の子が手のひらサイズ15センチになってというラブコメディで、笑いながら、ちょっと胸キュン、どうなるんだろうと毎週楽しみに拝見したことを覚えています。
今度は南君が手のひらサイズになるって・・・これって岡田さんのオリジナルになるのでしょうか?
きっと岡田さんのことだから、原作を大事にしてアベコベをうまく作られるのでしょうね。期待しています。

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