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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

生きる

青山ブックセンタートークイベントにて

書店

シナリオ・センター代表の小林です。
昨日の青山ブックセンターでの川上徹也さんと弊社の新井一樹のトークイベントは、おかげさまで盛況のうちに、とても盛り上がって終わりました。
書店のイベントにおいでになる方って、著者がお好きなのか本の内容がお好きなのかわかりませんが、本好きなことは間違いないのだろうと思います。
私はどちらかというと著者推しでしょうか、高橋源一郎さん、内田樹さん、柚木麻子さんなどのイベントは時々お伺いしていました。
大きな書店では、毎週のように「出版記念」とかこうしたイベントがあるので、色々のぞいてみたいです。
青山ブックセンターもすぐ近くですし、常にイベント情報を気を付けてみようかと思います。

それにしても書店の数はどんどん減っていって寂しい限りです。
私の家の周りだけ考えても、半径500メートルくらいの中に、最盛時は大小の本屋さんが5店ありましたが、今は1店舗だけです。
川上徹也さんが前にお書きになった「仕事で大切なことは尼崎の小さな本屋さんで学んだ」(ポプラ社刊)のモデル書店だった小林商店の後日談が小説という形で10月3日に発売されます。
「あの日小林書店で。」(PHP文庫)
出版取次の新入社員をさりげなく教育して成長させてくれたあの尼崎の本屋さんは、2024年5月惜しまれながら閉店をされたそうです。そんな小林書店の後日談が描かれています。
あんなに素敵な本屋さんだったのに、本を愛している店主だったのに、どんな理由で閉店をせざるをえなかったのでしょうか。
読ませていただく前から胸がちょっと痛いです。

そんな書店離れを止めようと、2020年から、お寺でいただく御朱印のように、書店を巡ると訪問した日付と書店員が選んだ本のタイトルや一節などが記入され、書店のオリジナル印含む3種類のご書印が捺されるという運動が行われています。
「御書印」は実際に書店を訪れることで入手できる人と書店を結ぶ印(しるし)なのですね。
全国506店でもらうことができます。
とても面白い試みですが、あまり知られていないようです。もう少し、宣伝すればいいのにと思いますが。
私も早速「御書印帖」をいただいて、旅行に出かけた時に「御書印」をもらえる書店探しという新しい旅の思い出を作ってみたいです。

昨今は、スマホなどで読めるようになってとても便利になったとは思います。
それでも、やはり紙で読みたい。
その本だからこそ、表紙はもちろんですが、紙質やフォントや行あけ、イラスト、写真なども、その本の特質というのか、味というのか、雰囲気みたいなものを醸し出していて、それ等を含めて本の読み応えみたいなものを感じるのではないでしょうか。
皆さんはいかがですか。
小学生の時に買ってもらったケストナーの「飛ぶ教室」を今でも大事に取ってある私は古い人間なのかもしれません。
話しは変わりますが、私は書店というよりも本屋さんと呼ぶのが好きです。

不信任

兵庫県知事は、ずいぶんと往生際が悪い方ですね。
私は人の言い分は100%ではないと思っているで、常に双方の話しをなるべく色を付けずに聞くようにしています。
見方、考え方は人それぞれですから、なにを持って正しいというのかは、明確ではありませんしね。
でも、残念ながら彼の言い分は言い逃れというより、トップとしての資質もさることながら人間としてちょっとおかしくないでしょうか。
訴えられた時点で真摯(政治家の使う真摯と違う本来の意味で)に受け止め、何故ご自分の部下が自死までにいたってしまったのか、きちんと考えるべきだと思います。
アンケ―トに対しても、百条委員会でも、自分のいい分だけで答えているのですからとてもトップの器とは思えません。
全県議、さすがに維新の会すら辞職を促すくらいですものね。
それでも辞職勧告をスルーされるなら、県議会は不信任決議案を出すしかないでしょうね。

自分の立場を守ることしか考えない人ではなく、他人のことを想像できる政治家はいないのでしょうか。
いないんだよねぇ~。

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