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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

未来へ

柏田道夫の著書「小説・シナリオ二刀流・奥義 改訂版」(言視舎刊)

老人

シナリオ・センター代表の小林です。いつまでも暑くて、イヤになります。
とはいえ、これからはこうした気候が常態化されるのでしょうから、身体を慣らしていかなくていけないのかもしれません。

今月は2週続けて連休です。敬老の日と秋分の日。
今週は敬老の日、昨日も書きましたが、死ぬまで年金ももらえない敬老ではなく酷老になりそうな気配ばかりで、敬ってもいないくせに敬老なんていうなと言いたくなります。
私も老人の一人ですが、権力を持った老人は始末が悪いと昨今はしみじみ思います。
権力とお金に執着する老人の醜いこと醜いこと。
自分たちだけ利益を握りしめて、下々には還元しない、だけど責任は押し付けるという姿は本当にひどい。
特に政治家、経営者たちはすべてとは言いませんが、ろくでもない方々がほとんどなので是非とも早く退いてほしい、もう本当に顔を見るのも勘弁してほしいです。
誰もがかけがえのない命ですからそろそろ・・・とはいいませんが、少なくとも権力とお金から離れて欲しいと思います。
歳をとったら、これからの人へ、若者たちのことを考えて今持っている権力やお金を使うべきだと思うのです。
ひとりで権力を持てたり、お金持ちになれたわけではありません。
そこには様々な人が助けてくれて、踏みにじられても我慢してくれた人々があってこそ今があるのです。
企業だって、政党だって、支えて働いてくれる人がいるから成り立っているわけで、トップが一人で働いて稼いでいるわけではありません。
そんな当たり前のことを権力に胡坐をかいている人はわかっていないような気がします。
私も一応はシナリオ・センターではトップですから、「人の振り見て我が振り直せ」ではありませんが、心せねばと戒めています。

説明会

今週日曜日に、152期シナリオ作家養成講座の無料説明会があります。
今期は、映画「武士の家計簿」「武士の献立」等の脚本家であり、「猫でござる」「しぐれ茶づけ」「矢立屋新平太版木帳」等の時代小説家でもある柏田道夫が担当講師となります。
「エンタテイメントの書き方」「企画の立て方」「劇的小説術」「小説・シナリオ二刀流」などのハウツー本も多数書かれており、これから脚本家を目指す方も小説家を目指す方にとっても、頼もしい講師だと思います。

シナリオ作家養成講座は、シナリオの技術を身につけていただくための講座ですから、映像表現に特化してお教えしていきますが、実は映像表現は、アニメ、ゲームシナリオなどで使えるだけでなく、小説やラジオドラマなどにも役に立つのです。
というのは、どんなジャンルも、頭の中に映像を浮かべるものだからです。
小説を読んでいる時に、頭の中に字が浮かんでいるわけではありませんね。
頭の中には映像が浮かんでいるのです。
ですから小説がドラマや映画になった時に主人公の俳優さんのイメージが違うと思ったしますよね。
最近は脚本家が小説を書いている方も多く、映像の特性を小説に活かすことで、より読みやすく面白い小説になると評判です。
そんなこともこんなことも含めて、創作の面白さをお伝えできる説明会にしたいと思っています。
創作のジャンルは色々ありますが、その技術の基本の基をお伝えしていきますので、あらゆるジャンルに活かしてもらえたらと願っています。
9月15日日曜日、午後1時半から、当日でもおいでいただけます。
おりしも敬老の日。他人のことを想える優しい老人にもなれます。(笑)

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