難民映画祭
シナリオ・センター代表の小林です。東京の朝は、しのつく雨。雨はあまり好きではないのですが、今日はなぜか静かな秋の朝という感じで、爽やかな目覚めでした。
私が入っている子どものボランティア団体で元国連難民高等弁務官事務所広報官の守屋由紀さんのお話を伺いました。
わずかな時間だったのですが、私が尊敬してやまない緒方貞子さんとともに難民支援のお仕事をされていた守屋さんのお話しは心に沁みました。
11/7~11/30まで「第19回難民映画祭2024」がTOHOシネマズ六本木ヒルズとオンラインで展開されています。
6本の作品が上映されるので、是非観て、それぞれ違う難民の実態を知って欲しいとおっしゃっていました。映画はこういう広めるという形にも有意義なのですね。
国連UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)は、スイス・ジュネーブに本部があり、1990年代日本人として初めて国連難民高等弁務官のトップとして活躍された緒方貞子さんはどなたもご存じでしょう。
彼女の卓越したリーダーシップ、難民への愛、緒方イズムは今もなおUNHCRに強く受け継がれているとのことで、1万人以上の職員が135ヶ国で仕事をされている中で100名ちょっといる日本人は圧倒的に女性が多いのだそうです。
素晴らしいリーダーシップを持つ女性がいるとそこを目指される女性が増えるのでしょうね。すてきなことだと思います。
ただ、残念なことに緒方貞子さん以上の世界に向かってきちんと物を言える人が全く出てきていない気がするのですが・・・?
守屋さんは、かってないほど人道危機に世界中が直面しいるいまだからこそ、日本からできることを考えてみようとお話しされていました。
他人事と捉えずに、私たちも、人間として生きるということの本質から見つめていかねばと思いました。
受賞おめでとう!
コンクールの結果が出てくる時期になりました。おめでとうございます!!
「第24回 テレビ朝日新人シナリオ大賞」
優秀賞田中徳恵さん(元研修科)『令和にお見合いしてみたら』
優秀賞 奈良さわさん(作家集団)『レンタルくず』
「第49回 創作テレビドラマ大賞」
大賞 加藤予備さん『#ある日彼女のパンティーが、』
受賞おめでとうございます。最高ですね!!
先輩の活躍もすごい!!
出身ライターの描かれた映画が、新聞社の映画賞にたくさんノミネートされています。
出身ライターの清水友佳子さんがお描きになった「傲慢と善良」が報知映画賞に5部門もノミネートされたとおっしゃっていたので、ああ、もうそういう季節かとちょっと調べてみました。
出身ライターの方々の作品がノミネートされているのは嬉しいですね。
作品賞や、キャスト・スタッフ等の賞に数多くノミネートされている映画も沢山あります。
清水友佳子さん脚本「傲慢と善良」報知新聞映画賞5部門ノミネート
西井史子さん脚本「あまろっく」報知新聞映画賞2部門ノミネート、日刊スポーツ映画賞1部門
黒岩勉さん脚本「ゴールデンカムイ」報知新聞映画賞3部門ノミネート
吉田玲子さん脚本「デットデットモンズデデデデデデスト」報知新聞映画賞1部門ノミネート
森達也監督「福田村事件」日本アカデミー賞2部門受賞 毎日コンクール賞2部門受賞
山浦雅大さん脚本「あの花が咲く丘で君とまた出会えたら」日本アカデミー賞7部門受賞(脚本賞含む)
坂口理子さん脚本「銀河鉄道の父」日本アカデミー賞1部門受賞
黒岩勉さん脚本「キングダム 運命の炎」日本アカデミー賞2部門受賞
大川俊道さん脚本「帰ってきたあぶない刑事」日刊スポーツ賞1部門にノミネート
加藤正人さん脚本「碁盤斬り」日刊スポーツ賞1部門にノミネート
三島有紀子さん監督・脚本「一月の声に歓びの声を刻め」日刊スポーツ賞2部門にノミネート
余りにも多くてちょっと間違っていたらごめんなさい。
受賞情報は、自分のことでもないのに、いや自分でないからか、ともかくワクワクします。
この後もいくつかのコンクールの発表が出てくると思いますが、受賞結果が出るたびに「シナリオの技術」の大切さを痛感します。