人として
シナリオ・センター代表の小林です。気がついたら、3月。お雛祭りも過ぎたというのに、今日は日本中が寒の戻り状態という寒さです。表参道は、氷雨が降っています。
実は、金曜日にお休みをいただいて浅間山をみながら温泉三昧をしていたのですが、大船渡の山火事を心配しながらニュースを見ていたら、上田も山火事になり、びっくり。
乾きまくっている日本、大雪の日本…対照的ながら、みんな生活を壊されてしまっている。
常にあらゆる災害に備えていなくてはいけない時代になってきているのですね。
お上は、自分と上の人を大事にすることばかりのことを考えているけれど、下々が動けなくなったら、経済はもちろんすべてのものごとは立ち行かない、止まってしまうということをしっかり認識して欲しいものです。
就職後、始めての大仕事を一緒にやった50年以上公私共々仲良くしてきたカメラマンの友人が亡くなりました。
人は誰もがいつかは死んでいくのだと頭の中ではわかっていますが、この数年、私の大事な人たちが次々と向こうへ逝ってしまい、心張棒をどんどん外されていくような気持ちになっています。
親しい友人の死は、両親を見送った時とは違った辛さがあります。
両親は子どもとして見送る立場だと思っていましたから、覚悟というか諦めというものがありましたが、親しい友人や身近な人の死は、受け入れがたいものがあります。
生きている以上、亡くなった人の分まで頑張らなくっちゃいけないとよく言われるフレーズを、ひたすら言い聞かせ続ける毎日です。
文春砲?
あの「週刊文春」(3/6号)に取り上げられました。やばい!?
なーんてね、文春砲ではありませんよ。(笑)
文春図書館の「ベストセラー解剖」に、弊社の新井一樹が書いた「シナリオ・センター式物語のつくり方」(日本実業出版社)が取り上げられました。
しかも「著名な脚本家や小説家を多数輩出しているシナリオライター養成スクールシナリオ・センター」ですって。ちょっと自慢。(笑)
今更ながら知ったのですが、2023年7月発売、初版5千部、現在8刷で5万7千部(電子含む)なのだそうです。
担当編集の板谷さんは「SNS上での自作小説やドラマ考察などが盛んにおこなわれている昨今、本書は物語を書く人、見る人の両者が興味を持ってくれるだろうと当初は予想していました。
しかし、いざ発刊してみると、その枠を超えて一般ビジネスパーソンも多く手に取ってくださった。本書がもっとも売れている書店は、ビジネス書の売り上げが全国一地に丸善・丸の内本店さんなんです」とコメントされていました。
確か1年近く丸善・丸の内店さんではトップ10に入っていたような。
講座を開講して動機をお伺いすると毎回「シナリオ・センター式物語のつくり方」を読んでという方が数人いらっしゃいます。ありがたいことです。ホント、売れているじゃない?!
でも、創作だけではない使い方もできる、先輩の川上徹也さんとは切り口が異なりますがブランディングなどに活用できるからです。
シナリオ・センターでも、実はシナリオを使ったビジネス研修をもう20年以上前からやっています。
シナリオは、人間を描くものです。物語のすべてはキャラクターが構築していくのです。
なので、創作はもちろんビジネス書として役に立つのです。
根っこは皆同じ、人間。
人は誰一人同じじゃない。人間を見極めるのに、シナリオはとても有効です。
ちゃんと人間同士の見極めができれば、どっかの大統領のようなことはできないと思いますが。