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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

知ること

脚本アーカイブズシンポジウム2025

やるべき

シナリオ・センター代表の小林です。寒い表参道ですが、啓蟄なんですよね、今日は。虫さんも引っ込んじゃいますね。
こうして三寒四温を繰り返し、春になっていくのですが、今までと比べて「寒」と「温」の差が激しすぎる気がします。
そのせいでしょうか。頭がちょっとふらついたりします。
でも、大船渡の山火事はこの雨と雪で鎮火に繋がるかもしれないとのこと。こんなにこの時期に雨や雪を待ち遠しいと思われたことは、大船渡の方々も経験されたことはなかったかもしれませんね。
それにしても災害が起きると、過去よりも大きいような気がします。
大船渡の山火事が激甚災害へ検討されるとのこと、検討ばかり言っていないで、避難されている2000人余りの方々のためにもさっさと指定して素早く力になって欲しいものです。

いつも腹立つお上ですが、本当にやるならばですが、珍しく国立劇場早期再整備に意欲をみせ、「国立劇場はわが国の文化芸術の顔だ。閉場は限りなく短縮しなければならない」と強調したとの報道には、拍手!してあげます。
この国はどうも文化・芸術を大切なものだと思っていないところがあり、お金にしか興味にない人が上に立っているからだろうけれど、本当に悲しむべきことです。
文化・芸術は人間の心を育む根源ですから、決してなおざりにしてはいけないのです。
国立劇場の早期再建には、作家集団の新井講師も署名運動をされていましたが、私たちもできる限りのことはしていきたいですね。

脚本というもの

3月23日日曜日に「脚本アーカイブスシンポジウム2025」が、横浜情文ホールで行われます。
コロナ以来オンラインで行っていたのですが、久々に対面となりました。
脚本アーカイブズは、亡くなられた市川森一さんが提唱され、その遺志を継いで、脚本の保存を日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアムが行っています。
毎回、時代に合わせたテーマで行っているシンポジウムは、脚本家を目指す者にとって、脚本の大切さを改めて感じ、立ち位置を知るためになるものです。

第一部は、脚本家の井上由美子さんと演出家の黒崎博さんが早稲田大学教授の岡室美奈子さんの司会で「メディアミックス時代に負けないドラマの魅力」を語ります。
井上由美子さんは、朝ドラ「ひまわり」「きらきらひかる」「昼顔 ~平日午後 3 時の恋人たち~」など名作を生み出し続ける人気脚本家。
監督・黒崎博さんは、岡田恵和さんの朝ドラ「ひよっこ」やNetflixで配信中の「さよならのつづき」(なぜか、これも岡田恵和さん脚本だった)などの演出をされています。
名作を生み出しているおふたりが、このメディアミックスと言われる時代に、どんなドラマを作ることを科せられるのか、ドラマの魅力とは何かなどお話しされるそうです。
第二部は目玉企画「パネルディスカッション 海外のメディアアーカイブズとの事例比較」というちょっと固めの感じのお話しですが、最新メディアやSNS事情を深堀りする面白いお話しになりそうです。
3月23日日曜日 13:30~17:00 横浜・情文ホール(みなとみらい線『日本大通り駅』3番情文センター口直結)
参加は無料ですが、事前予約が必要です。
(一社)日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアムへお申し込みください。チラシは、シナリオ・センターにも置いてあります。チラシからQRコードでお申し込みもできます。

名作を作りあげている脚本家・監督から、魅力あるドラマ作りの方法をしっかりとお聞きしてみましょう。プロへの心構えも含めて。

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