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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

見方

四月大歌舞伎(ちらしから)

悪は?

シナリオ・センター代表の小林です。表参道はお天気で暖かいですが今はちょっと怪しい雲行き。最近の天候には気が抜けません。
日曜日は、154期シナリオ作家養講座の説明会でした。
表参道は観光客ですごい人だかり。こんな周り中が浮かれている中、説明会に参加してくださる方々には本当に感謝感謝です。
参加の皆さんの「創作への意欲」が伝わり、スタッフ一同引き締まる思い、「日本中の人にシナリオを描いてもらいたい」シナリオ・センターとしては何よりうれしいことです。
しっかりと受講生の方々と向き合って、共に学んでいきたいと思います。

備蓄米が放出されたのに、ちっとも安くならない、かえって上がっているというお米の価格。一体どうなるのでしょう。
先頃行われた「令和の百姓一揆」で、お米農家の時給10円という話を知りました。
1年をかけてのご苦労を思えば、お米はもっと高くてもとは思います。ですが、今のシステムでは、農家と消費者が困るだけで、いくら値を上げても潤うのは農協と仲買い。
多くの識者は、政府の減反政策と農協が悪いといっています。しかも、今や何をしでかすかわからないアメリカがおコメの関税を言ってくるかもしれないとか。本気でどうにかしなくちゃとお上は考えているのでしょうか。
根本的に悪いのはお上ですが、認めないし、直す気がないとなると、下々が何らかの形でひっくり返すしかないのでしょうか。

芸風

昨日、大好きな大好きな仁左衛門丈の歌舞伎を観てきました。
まあ、外国の方がたくさんいらしていてびっくり。日本文化を楽しもうとしてくださるのは嬉しいですね。
あ、高橋英樹さんも私の前の席にいらっしゃいました。だからぁ?(笑)

今回、仁左衛門丈が主演の「彦山権現誓助剱」は松本幸四郎丈とダブルキャストです。
毛谷村六助というお役をお二人が奇数日と偶数日に分かれて交互に演じます。
幸四郎丈は、亡くなった吉右衛門丈から教わったとのことで、仁左衛門丈とはまた違った演技となるようです。
幸四郎丈はその違いも楽しんで欲しいといっていましたが、2回も観るのはさすがに金銭的に無理。なにしろ、歌舞伎に限らず最近のチケット代は高すぎます。
私事で恐縮ですが、この歳になると3階席は怖いし、よく見えないですから、大枚をはたいても良く見える席となります。
で、残念ながら、ダブルキャストの両方を楽しむということができません。両方観たい人には半額割引とか考えてくれないですかねぇ。
歌舞伎の世界は、同じ話でも演じる方によって全く違います。
仁左衛門丈は松嶋屋、幸四郎丈は高麗屋、そして幸四郎丈に教えた吉右衛門丈は播磨屋と、それぞれで芸風が違うのが歌舞伎の醍醐味でもありますが、戯曲そのものは変わりません。
単純に言えば、長く続いているものは面白い戯曲だということですよね。
私達も何百年も続くような戯曲を目指して良いシナリオを書いて、色々な方に演じてもらいたいですね。

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