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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

学ぶということ

岡田晋吉さんと柏原寛司さんのニコニコ対談

戦争反対

シナリオ・センター代表の小林です。今日はちょっと肌寒い表参道です。何を着ればいいのか戸惑いますね。
ここ数年あまり梅雨寒という言葉も聞かなくなり、直ぐに夏。合服の顔を出す暇もない感じです。
夏と冬だけ、四季を感じられない日本になってしまうのでしょうか。
気候だけでなく、2極化は昨今の世界の趨勢のような気がします。
このまま、戦争などに突っ走らなければいいのですが、憲法改正を声高にまた言い始めたお上たちは、本当は戦争がしたいのだろうか?とても恐怖を感じます。
だから、お米が高かろうが、物価がどんどん上がろうが放置して、国民を駆り立て戦争へと持っていこうとしているのではないでしょうか。
お上たちは、何が起きたって安全な場所にいて、食べ物もなくなることもなく、下々をどんどん戦地に追いやればいいだけですから、なんだってやりそうです。こうして第二次世界大戦は始まったのですよね。

新井一は、戦時中勤めていた魚河岸で、軍の配給横流しを告発して「惑乱罪」で捕まり、裁判で大ぴらになることを恐れたお上によって戦争に駆り出されました。
新井は、戦争の話しはほとんどしませんでした。罰として軍務につけられた新井が軍の中でどんな過酷な環境にいたであろうことは想像がつきます。
マスコミはお上を批判することもなく大本営発表をしている、世界のあちこちで戦火が燃えている今、私達はしっかりと戦争反対、憲法改正反対の声を上げなくてはならないと思うのです。

レジェンドゼミ

昨日は、日本のプロデューサーのレジェンド岡田晋吉さんとシナリオ・センター1期生の脚本家柏原寛司さんの対談をTheミソ帳倶楽部で開催、とてもいいお話をお聴きできました。
今回は、岡田さんがプロデュースされ、柏原さんがお描きになっている「太陽にほえろ」「俺たちの旅シリーズ」「あぶない刑事」等々日本テレビのドラマ全盛を創られたドラマを中心にお話しを伺いました。
岡田さんの企画の源は70年代のアメリカ映画だそうで、犯人側を描くのではなく刑事を中心に描くことを心掛けたそうです。
なので、家族や友人などが描かれることで刑事ものでありながらファミリードラマにもなり青春ものにもなるので、奥が深かったのですね。
なによりもドラマで大切なのは、キャラクター。
「太陽にほえろ!」の刑事たちのあだ名はキャラクターがきちんとできているからこそ強烈なのですね。
登場人物のキャラクターに、登場人物の想いに、共感できるように創らないといいドラマにならない。
その上で、主人公に2つの方向を創って分岐点に追い込み、どちらを選ぶかが面白くするコツ。葛藤を如何に持っていくかですね。
柏原さんは、脚本家は自分のことを恥ずかしげもなく書くこと。やりたいものがはっきりしているホンがいいホン(脚本)だとおっしゃっていました。
そして、1時間ものだったら「話がアチコチに行かないこと、主役が立たないものは面白くならない」とアドバイスを。
脚本家には、「自分の書きたいことを3行で語れ!」と名プロデューサーからのお言葉もいただきました。

50+5周年記念として6月には、このおふたりに刑事もののゼミナールをお願いしました。
6/6・6/27の2回では柏原寛司さんが「太陽にほえろ」「あぶない刑事」等々刑事ものを書かれていた脚本家としての視点で、6/23・7/4は岡田晋吉さんが数々の脚本家を生み出してきたプロデューサーとしての視点で。
それぞれの視点からゼミナールを行ってくださいます。
5月16日までに「刑事もの」で20枚シナリオを事務局に提出してください。
ゼミ参加へのエントリーをしていただき、選考の結果を5月23日にお知らせします。
奮って応募ください。いつものゼミと一味違ったゼミをお楽しみいただけます。

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