シナリオ・センターの新井です。

暦の上では夏から秋へと変わっているはずですが、今日も東京は暑いです。夜になっても蒸し暑い。芸術の秋と言いますが、みなさんは「秋と言えば・・・」一番先に思いつくものは何でしょうか？

では、100個目に思いつくものは何でしょうか？

シナリオ・センター創設者の新井一は、「殺し方なら、殺し方100通り。出会い方なら、出会い方を100通り考えろ」と言っています。正直100個も考えるのは大変な作業です。でも、だまされたと思って一度やってみてください。

20個くらいは何とかいけるのではと思います。40個目までは、記憶を捻りだして考えていくと思います。大体、どこかで見たような感じです。60個目あたりになると、ポツポツと自分でも意味がわからない内容になってきます。70個目あたりで、「あ、これ32個目と同じだ」とかかぶってきます。ようやく80個に行きつく頃には、残り20個はやけくそです。もはや、何を考えているのかさえ忘れそうになります。

100個考えて、どれだけ実際のシナリオに使えるのか。それはわかりません。もしかしたら、1つ、2つかもしれません。でも、一回でも100個考えたことのある人は、3つや4つアイデアを考えただけでは、出てこないものがあるということに気づきます。

大切なのは、その気づきではないでしょうか。ばかばかしい内容でも、100個考えた人のことをバカにはできません。

「秋と言えば・・・」を100個考えて、その中で気に行ったアイデアをドラマにしてみてはいかがでしょうか？

「秋と言えば・・・」9月の「シナリオ8週間講座」は、9/10（火）から開講です！