しゃれおつなお店や人々が行きかう街、表参道。そこで働くシナリオ・センタースタッフの見たもの触れたものをご紹介します。
元研修科出身で、2008年「伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞」短編の部シナリオ大賞を『ひょうたんから粉』で受賞し、同作品を自ら初監督した上原三由樹さん。その後も着々と自らシナリオを書き、映画を撮り続けていますが、ちょうど上原さんがシナリオを手掛けた映画『ソウル・フラワー・トレイン』が、新宿のK’s cinema にてレイトショー公開中です。
『ソウル・フラワー・トレイン』の原作は、漫画家ロビン西の絶版マンガ『ソウル・フラワー・トレイン』。監督は西尾孔志さん、主演は平田満さん、真凛さん他。同作は、すでにドイツフランクフルトや、イギリスのレインダンス映画祭などに出品されている注目作。
そんな上原さんが、同作のプロデューサー、巴山将来さんと共に来校し、シナリオ作家養成講座の授業の前後、教室に顔を出してくれました。後ろで授業を聴講していた上原さんは、懐かしそうに「私も基礎講座では浅田先生に習っていました! 変わっていないですね」と。
上原さんがシナリオを書いた『ソウル・フラワー・トレイン』の原作マンガは、男二人の設定だったのを、“人物をあべこべにすると面白くなる”と、シナリオ・センターで習ったことを生かして、女の子と男性との話に置き換えたそうです。
『ソウル・フラワー・トレイン』は9月13日までは20時半から、14日からは19時からの上映です。シナリオ・センター事務局では1300円でチケット販売中。また、映画パンフには、何とまぼろしだった原作のマンガも収録。1冊1200円で、これも部数少な目ですが、事務局で販売中です。