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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

イメージを髣髴させる企画を立てよう!

シナリオ・センターの小林です。本日は13日の金曜日、そして仏滅です。だから?ですが(笑)、まあ、気持ちを引き締めていきましょうか。 

20130910

今年は1回しか開講できなくて申し訳なかったのですが、お待たせしました。

やっと企画書の講座を開講できるはこびになりました。
「売れるアイデア・企画の立て方講座」は、10月3日から10月31日まで毎週木曜日、5回に渡って行います。
シナリオを書くためには、まず企画が通らなければならない、そのためには通る企画書を作らなければなりません。
「私は、こういうものが書きたいのだ」というだけでは、企画にならないんですね。
私が素晴らしいと思う「こういうもの」を他人に「素晴らしい」と思ってもらうためには「どういう風にみせればいいのか」ここが大事なのです。
もちろん、見せ方伝え方の前に、アイデア、発想はそれぞれのものですから、中味は一番大事なのですけれど(笑)、「見せ方」「伝え方」で、どんなに素晴らしくても見向きもされないこともあります。

日常で考えてください。お話のうまい人とヘタな人っていますよね。なんてことのない話なのに聞き入ってしまうことってあるでしょ?
反対に話がみえなくて、本当は大切な話なのに通じなかったり・・・。
これなんです。イメージを髣髴させることができるかどうかなんです。
映画やテレビの企画だったら、ドラマが見えてくるか、映像としてイメージされると、これは面白そうだとなります。

今回は、松竹のチーフプロデューサーの石塚さんにおいでいただき、魅力ある企画ってなにかをお話いただきます。企画募集もお願いしています。
メイン講師は、「武士の家計簿」「武士の献立」(12/14公開)脚本家であり、「企画の立て方」の著者でもある柏田副所長。実際のお話と論理的な分析と両方を駆使してわかりやすく、誰でもが身につくように宿題も出します。

 末広亭
落語家の立川志の輔さんが糸井重里さんとの対談の中でこんなことをおっしゃっていました。

「師匠から教わったひとつに、「芸術」と「芸能」の境目が大事なんだ、と。
言い換えれば「芸」と「商売」との間ですね。この間をどう考えるか。
食べるために芸をやってるんだけど、でも、食べるためだけに芸をやっているのとも違う。
とはいえ、人里離れた誰もいないところで、自分の好きな物だけを拵えるような、
そういう落語だと、またそれも違うだろう。
自分が納得する「芸術」と、人を楽しませる「芸能」と、その間が、おまえの落語なんだ、ってことですね。」
このお話は、シナリオライターにも通じるなって思いました。表現者みんなに通じることかもしれません。
企画を立てるとき、ちょっと志の輔さんの言葉を思い出してみてください。

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