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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

八百万の神がおわします日本だから、心が広いのです。

シナリオ・センター代表の小林です。ついに10月です。神無月。
出雲大社に神様たちが集って、会議する月です。
今年は60年に一度の大遷宮。
きれいになった出雲大社で神様たちもご満足でしょう。
 

出雲大社俯瞰 ご本殿

ピッカピカの新しい檜の香りに包まれていれば、いい気分で過ごせるので、大国主命を中心に神様会議も和気藹々。

いいこと尽くめのお話になりそう。
東北を治めている神様、特によろしくお願いします。
来年は、きっといいことがいっぱいある。

そんなことを考えるとなんだか楽しくなります。
宗教というものに詳しくないので、本当のところはどうなのか知りませんが、神様が一堂に集るって、すごくないですか。
日本くらいではないでしょうか。
八百万の神ですものね、日本は。

 

日本人って、島国根性とかいわれたりしますが、私は、案外心が広い人種なのではないかと思うのです。
こんなひどい世の中でも、他の国から罵倒されても、暴れないし・・・。(笑)

この広い心を持つことができているのは、八百万の神様と暮らして、いつも何かに感謝する気持ちを自然と培ってきたからではないかと思うんです。
幼い頃、竈の神様や、お便所の神様にちゃんと礼を尽くさないとおばあちゃんに怒られたもんです。「汚くしていてはいけない!」「ありがたいと思いなさい」「神様のバチがあたるよ!」
言われたことはないだろうなあ、今の子供たちは。可哀相に。
お年寄りの存在って大事なんですよね。神様みたいなんだもん。(笑)

ひどく短絡的ではありますが、八百万の神様のおかげで、考え方も見方も広いのだと思うのです。

 広い心を持つにはどうするか・・・「視点」とよくいいますが、自分だけの視点も大切ですが、他人にはそれぞれ違った視点があるだということを知っていることは、もっと大事だと思うのです。
それがないと、表現しても、自分勝手なひとりよがりになってしまいますからね。 


10月の終わりに小・中学校の先生方に、シナリオを使って子供たちの想像力を高めるための授業の研修をさせていただきます。
大人が子供たちの想像力、創造力を小さくしてしまっていると私は思っています。
ひとつの狭い視点で子供を見ないで、俯瞰してみるための方法もお教えしたいと思っているのです。
八百万の神様のおわします日本です。
「なんだってありだよ!」「好きに想像していいんだよ」「正解なんてないんだよ」と、子供たちを解き放したい。
そして、おばあちゃんのように「神様のバチがあたるようなことはしてはいけない」ことも伝えたい。
それがきっと優しい気持ちをつくる、日本再生の第一歩だと信じています。 

10月、心の狭い私としては、神在月の出雲へ行って、神様たちの大きな心をもらってきたいです。
もう、お嫁にいくつもりはありません。

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