シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。9月上旬の暑さですって。
いわて銀河プラザに寄ったら、まめぶは売り切れていました。(笑)
あまいんだか、しょっぱいんだかわからないまめぶを、ここまで人気にした「あまちゃん」はホント偉いです。
10月14日・15日と久慈物産観光展で、「まめぶ汁試食会」があります。
味わい尽くしましょう。
あまちゃん衣装スマイル撮影会もあります。
終った今も人気は衰えない「あまちゃん」。
視聴率は「梅ちゃん先生」と変らないし、「半沢直樹」には負けているのに、人気も話題もダントツ。倍返しなんてもんじゃない。
大阪の帰り、週刊文春を読んでいたら、特集も「あまちゃん」、林真理子さんらのエッセイも「あまちゃん」話題、クドカンが持っているコーナーでは「あまちゃん」の出来上がりの裏話・・・文春のほとんどがあまちゃん。(笑)
中吊りを見ていると他の週刊誌も似たり寄ったりで、どこまで続くんでしょう。
ドラマの影響力がここまであると、嬉しいのを通り越してちょっとこわい。
でも、表現するということは、どれだけの人に共感してもらうかということですから、第二のあまちゃん、第二のクドカンを目指しましょう。
まあ、生半可なことではできませんけれどね。
でも、めざそう!創作に不可能はない!
「キタキツネ物語」を覚えていますか?といっても若い方は、ご存じないでしょうね。
「キタキツネ物語~35周年リニューアル版~」が10月19日公開されます。
そう、なにせ、大ヒットをしたのは35年前ですから。
35年前の映画が、なぜまたリニューアルされたのでしょうか。
実は、東日本大震災がきっかけです。
監督他製作陣が震災で受けたショックから生き返ったものなのです。
厳しい自然の中で、生き抜くキタキツネの親子に、被災地の復興の姿を重ね合わせた三村監督は、震災への思いと未来を託す子供らへ願いを込めてリニューアルを決意されたのだそうです。
未公開を含めた100時間分の膨大なフィルムを検証して再編集されました。
ナレーションに西田敏行さん、父狐に佐藤隆太さん、母狐に平野綾さんを起用して、キタキツネの親子が人間以上にヒューマンなドラマをみせてくれます。
ドキュメンタリードラマの決定版といわれたこの物語のリニューアルは、作家集団の嶋田うれ葉さんが脚本を書きました。
涙なしではゼッタイみることができない映画です。心がちょっと渇いている人は、是非見ましょう。やさしい涙が溢れます。
「生きるということ」をキタキツネの親子が、語りかけてくれます。