シナリオ･センター代表の小林です。明日は、勤労感謝の日。
新井一の命日でもあります。

シナリオ･センターの創設者新井一は、1997年11月23日に亡くなりました。
83歳で現役のまま亡くなったことで、同年代のご友人の方々が口々に「シナリオに一生を賭けて、勤労感謝の日に亡くなるなんて、新井さんらしい」とおっしゃっていたことを懐かしく思い出します。もう今年17回忌を迎えます。
亡くなったときに、どなたからも「シナリオ･センターはお終いだな」と思われていました。
それほど新井一は、カリスマで他に代わる人はいないと思われたからです。
でも、シナリオ･センターは、新井没後16年、まだ続いています。
それは、なぜか。新井一の大きな遺産をもらったからです。
遺産といってもお金ではありません。正直、借金しか残していかなかったし・・・(笑)
新井が遺してくれたものは「シナリオの基礎技術」です。
すべての講師が、新井の遺産を受け継ぎ、今日へ至っています。
「形あるもの」は壊れるし、古くなります。ですが、「基本」は変わりません。
おかげさまで、今日もまた自信を持って、講師は授業に向かっています。

その新井の遺産である「シナリオの基礎技術」を基に、次のステップにつながるよう新しい講座を立ち上げました。
今年最後の12月に、来年、頑張るためのヒントになる講座を設けます。
その名も「来年のあなたの運を拓く～来年良い運勢をつかむためのステップアップ講座」
いかがわしいタイトルですが、本気です。(笑)
内容は、1回完結の講座を３講座行います。 

１２月３日（火）「シナリオ商品化計画、始動！広告的手法から発想する“売れる”シナリオの育て方講座」　
来年のステップアップは、「うまい」シナリオをどう「売れる」シナリオにするかです。
どんなにうまいシナリオでも、売れるとは限りません。
「作品」から「商品」にするには、どうすればいいか。新井講師が、コピーライターの手腕を発揮して39のチェックポイントをお教えします。 

１２月９日（月）「小説やマンガ原作だけじゃない！あなたのシナリオスキルを出版で活かそう講座」出版というと「小説」と考えがちですが、出版にも色々な分野があります。シナリオスキルを使えば、実は、出版社が今一番ベストセラーになると踏んでいるビジネス書だって書けるんです。
「仕事はストーリーで動かそう」などビジネス書を４年で１５冊も出されている出身ライターの川上徹也さんが、自らの体験を含めてドラマだけではないシナリオスキルの活かし方をお教えします。

 １２月１７日（火）「発想力を鍛えるカードワークショップ講座」
まったく趣を変えて、ゲーム感覚で発想力を高めます。
創作は言うに及ばず、日常の生活だって発想力が貧困だとうまくいきません。
コーチングで使うカードで、シナリオの発想を鍛えます。
コーチング講師の中澤香織先生が、楽しみながら、あなたの発想力を引き出してくれます。

そうそう、1講座3000円の受講料ですが、2講座受けると5000円。3講座受けると7000円というサービスも設けました。
少しでも来年に役立てて欲しいと思うからです。
今年も後わずかとなりました。新井一の遺産をより大きく花開かせてくれるのは、皆さんの力です。なにごとも始めなければ始まらない。
良い運勢を掴むためには、残る時間を大切に、まず一歩踏み出しましょう。

鬼が大笑いしそうですが、再来年2015年は、新井一生誕100年、シナリオ･センター45周年にあたりますので、なにか楽しく実のあるイベントをと思っています。