シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。同じ雪でも、山梨一円とソチではずいぶん違うものだと思います。
ソチオリンピックも終盤に近づいていますけれど、メダル騒ぎも、同じ雪で苦労されている方々を思うと、なんだかなあって思ってしまう私です。
かたや泣いている人もいれば、笑っている人もいる。悲しんでいる人もいれば喜んでいる人もいる・・・そんなことは、生きていれば当たり前のことだけれど、やっぱり今はなんだかなあ・・・です。
国力挙げてオリンピックに力を入れるなら、こんなときこそ同じように力を入れて、この未曾有の大雪に対応してもらいたいものです。
やっと昨日の段階で動き出したという日本政府。ヤマザキパンの運転手さんは、即決対応して、話題ですよ。(笑)
安倍さん!ソチに飛んで行けるなら、大雪の現地にも飛んで行ってください。
大雪から5日目になっているのに、まだ列車に閉じ込められている方もいらっしゃるし、凍死された方もいらして、一体これはどこの国のお話なんのだろうと思います。
シナリオ作家養成講座修了生の廣瀬航さんが、「電子書籍大賞2013角川書店賞」を受賞され、角川書店から書籍化されました。おめでとうございます。
「レイニーキラー」(角川書店刊)
電子書籍は読めない私ですが(ごめんなさい!年寄りには疲れちゃうんです)本をご恵贈くださったので、さっそく読ませていただきました。
キャラクターが面白い。人の心を読み取ってしまうから他人に近づけないエンパシスト少年と、人の心を理解できないから人と関われないサイコパス青年僧。
まったく正反対の理由で人と関われない二人が、上野を舞台に、雨の日の殺人鬼レイニーキラーを追うお話です。
エンコパシスト、サイコパスゆえに起きた二人の背景がよくできていて、お話に深みを与えています。
どんどん引き込まれて、止まらなくなる面白さ。このコンビを使って、連ドラもありかも。今までにないキャラクターです。
電子書籍のための小説を書いて欲しいというオファーは、ライターズバンクにもよくいただきます。
課金制度ですが、ヒットすると結構すごいです。
色々な形で、作品を発表できるようになってきました。新しいやり方にもトライしてみてください。