シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。土曜日は、先日ご紹介した科学ドラマ大賞の授賞式にお伺いしました。
実は、土曜日の科学ドラマ大賞の授賞式は、富士山河口湖映画祭シナリオ大賞授賞式とダブルブッキングしてしまい、私は、失礼ながら欠席のお返事をいたしておりました。
ところが、先約の富士山河口湖映画祭は、ご存じのように120年ぶりの大雪で、映画祭も授賞式も延期となったため、こういうのはなんていうのでしょうか、怪我の功名?災い転じて福となす?・・・おかげさまで、科学ドラマ大賞の授賞式にも出席させていただくことができました。
欠席ということを審査委員長の柏原寛司さんにお伝えたしたとき「俺より河口湖を選ぶのか」と言われたので、愛をもって駆けつけました。(笑)
今回、科学ドラマシナリオ大賞は、北の丸公園の中にある科学技術館で行われました。
科学技術館は、個室ということもあり、落ち着いた雰囲気で、なおかつ一般の入場者の方も参加できるようになっており、いいかんじでした。
応募も増え、作品のグレードも高くなり、柏原さんも「みんなよくできていたよ」とのこと。
その中で、大賞、佳作お二人のお三方ともシナリオ・センターというのは嬉しい限りです。
理系おたくとの友情を描いた大賞「青春フレミング」中尾克久さん
悪玉と思われているCO2にも必要性があることを教えてくれる佳作「浩二はCO2!?」かげやまあづささん
いい大人が本気で取り組めるのが科学だということをわからせてくれた佳作「下町魔法工場」花園 潤さん
どの作品も、「科学」を題材に、青春ものであり、ホームドラマでありと楽しい作品でした。
審査委員長の柏原さんは、「どれも面白くできて言いましたが、映像の見せ場が欲しい。もっとSFチックな作品にしてもよかったと思う。
科学ドラマ大賞は、プロが生まれる賞だといわれたいので、がんばって下さい。」と受賞者の皆さんを励ましてくださり、「子供は、映画、ドラマ、漫画を通して科学に興味を持つものだから、もっと幅広く公募してもらえるコンクールにしてほしい。」と主催者側にもすてきなコメントをくださいました。
授賞式後、花園さんが、「科学ドラマ大賞は、放映してくれるから挑戦してみたら。科学は素材で、ホームドラマでもいいのだから」と私に後押しされたから挑戦できたとおっしゃってくださり、私の一言も役に立つのだと嬉しい気持ちになりました。
そうです。
この科学ドラマ大賞は、必ず大賞作品を放映して(前回はBSフジ)、DVDにしてくれます。
「科学は・・・」としり込みせずに、ドラマの素材としてとらえれば、今までにない視点で取り組むことができます。
次回は、あなたの番です。