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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

映画を地元発信で、地方が楽しい。

シナリオ・センター代表の小林です。出身ライターの方が地元発信の映画を作りました。

 

最近、地元ドラマが流行っています。テレビではNHKさんが各地方局発信のドラマを創られ、前にご紹介した岡田惠和さんの「木曽オリオン」もNHK長野局発信でした。
地元発信は、地元の特色にあふれていて気持ちの良いものが多いですね。
 ねこにみかん

ご紹介するのは、38日和歌山先行ロードショー、322日シネマート新宿・心斎橋ほか順次ロードショーされる「ねこにみかん」です。
「和歌山」「みかん」ときたら・・・この2つのキーワードでおわかりですね、そう、和歌山県「有田みかん」で有名な有田市有田町が舞台です。
地元有志が制作資金集めから参加し、地域の全面協力のもとに温泉や広大な山、川を舞台に作られた映画です。
不思議な絆で結ばれた父ひとり、母3人、子供4人といういびつな家族を描く心温まる物語。
「家族ってなんだろう?」と観客に問いかけます。出身ライターの上原三由樹さんと戸田彬弘監督の共同脚本。
主演は、黒川芽衣、大東駿介さん。竹下かおり、隆大介さんらが脇を固めています。猫は、どう使われるのか・・・楽しみです。 

 なつやすみの巨匠

もうひとつは、「相棒」や「白夜行」などを書かれている出身ライター入江信吾さんが中島良監督とタッグを組み、製作される映画のご紹介。
皆さんのご協力を仰いでいます。
「なつやすみの巨匠」
福岡県民なら誰もが訪れたことがある博多湾の中央に浮かぶ周囲12キロの小さな島、能古島。
奈良時代には防人も置かれていた歴史ある島です。

四季折々の花が楽しめる「のこのしまアイランドパーク」コーヒー豆を自家栽培する「能古夢珈琲苑」、歴史や自然の資料を展示する「能古博物館」など小さな島に詰まっています。
作家檀一雄さん晩年過ごされた場所で、井上陽水さんが歌う「能古島の片思い」の舞台にもなっているそうです。

その島を舞台に、島に生きる小学4年生のシュンと島に渡ってきたブラジル人の父を持つ少女とのふれあいは、きわめてローカルな島から物語は国境を越えたものへと展開していきます。
思いっきりローカル色をと、キャストも原則福岡在住か出身で、伝わらなくても気にしない博多弁(笑)と、地元のリアルを描きます。
商業自主映画を目指しています。資金も集めていますので協力くださる方は、「なつやすみの巨匠」の公式WEBサイトへお願いします。

 映画作りは、とても楽しいものです。地元の皆さんとお祭り気分で、わいわい楽しみながら作れば、きっとその楽しさが観客に伝わります。
地方活性化にご協力ください。東京一点集中はもう面白くない。 

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