しゃれおつなお店や人々が行きかう街、表参道。そこで働くシナリオ・センタースタッフの見たもの触れたものをご紹介します。
シナリオ・センターの新井です。
ブログのアップがかなりご無沙汰になってしまいましたが、ちゃんと仕事はしております(笑)
先日、女子ボクシング世界タイトルマッチを観戦してきました。
そこで「あぁ~いいセリフだなぁ~」と思ったので、UPしたいと思います。
そもそも試合を観にいくきっかけは、「一億人のシナリオ。」の授業をさせて頂いた日本女子体育大学の影山先生にお声掛け頂いたからです。なんと、WBA女子世界アトム級のチャンピオン小関桃さんは、日本女子体育大学のOGなんだとか。しかも、あの具志堅用高さんがマークした日本最多記録に並ぶ13度目の防衛がかかっているという試合でした。
試合は9回1分43秒、TKO勝利!
その後の小関さんのコメントが素晴らしかったんです。
「具志堅さんの記録と並ぶというけれど、女子ボクシングと男子ボクシングでは比較にならないという方がいます。
でも、これだけは言わせて下さい。今日まで13度防衛をするために、厳しいトレーニングを続けてきたことには変わりありません」
13度の防衛、それは5年半もの間、世界の頂点に居続けたというだけではなく、5年半もの間、世界の頂点に居続けるための努力をしていたということです。
私たちは、目に見える結果で物事を計りがちです。
でも、その結果の背景には血のにじむような努力があるわけです。
何気ないセリフにも、登場人物が書けている背景や事情があります。それは画面には映らないかもしれません。ですが、そこを意識するだけでも、ドラマ作りに、キャラクター作りにグッと深みが加わるのではないでしょうか。