シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。森下佳子さんに次いで、またまた出身ライターの方から嬉しいニュースが届きました。
浜田秀哉さん、市川森一脚本賞を受賞されました。おめでとうございます。市川森一脚本賞は、亡くなった市川森一さんの遺志を継いで、有望なこれから大いに活躍される脚本家へ贈られる賞です。
浜田さんは、豊かなチャレンジ性と物語性に溢れた浜田さんの作品には、多彩な人物の表現力と巧みな構成力があり、次代を背負って活躍できると高く評価されました。
本当にうれしいですね。
浜田さんが、コツコツと努力を続けていらっしゃった姿を、ご苦労されていた時期を目の当たりに見させていただいていただけに、この受賞は、シナリオ・センター一同の喜びです。
浜田さんの受賞対象作品は「ラストホープ」(CX・2013年1月放映)ですが、お医者さんのドラマです。主演は相葉さんですが、医師軍団の仲間のキャラがみんな濃いこと濃いこと。主役の相場君はスイーツ好きという設定で、毎回スイーツが話題になりました。
NHK創作ラジオドラマ脚本懸賞募集で最優秀賞を受賞後、ラジオドラマを手掛け、連ドラは「ホカベン」(NTV)から、今年1月期の「医龍4」まで、数々執筆されています。
映画「プラチナデータ」の評判も高く、面白い映画でした。
授賞式は来週の17日。前田編集長、ライターズバンク担当の大塚と、授賞式にかけつけようと今から楽しみにしています。
選考理由にもあるキャラクターや構成力の評価は、センター出身の方々が多く称賛されるところですが、ドラマとは人間を描くこと、構成の技術を体得している皆さんだからこそと思います。
基礎力を持っていること、いかに大事かおわかりいただけるかと思います。
書き続けていれば、必ず形として表れていきます。どんな方でも、最初は初心者。一つ一つ積み上げていくことで、書き続けていく力もつきます。
4月開講の121期シナリオ作家養成講座も19日から始まります。
第2、第3の浜田さんが育っていけるように、講師、チューターも意気込んでいます。出身ライターの方のご活躍が、私たちの励みでもあります。
明日は、121期シナリオ作家養成講座の直前説明会です。
初めての方は、ここからどうぞ。
「ラストホープ」ではないけれど、美味しいスイーツとお茶をご用意してございます。
気軽にご参加ください。