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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞、大賞優秀作おふたり受賞!

シナリオ・センター代表の小林です。月曜日もまたまたお休みさせていただいて、京都の日本海側天橋立の近くにある間人に行ってきました。
昭和のまま止まったようなレトロな海辺の町です。

 テレ朝授賞式2014

ゆったり美味しい魚介類に舌鼓を打っている間に、朗報が入っていました。「テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞」大賞1名、佳作1名が決定しました。
なんとなんと、お二人ともシナリオ・センターの方でした。
大賞「夏目家どろぼう綺談」東山泰子さん(元通信本科)
優秀作「宣誓」小泉理恵子さん(作家集団L
のおふたりです。おめでとうございます。

 審査員の岡田惠和さんは、おふたりともシナリオ・センターと聞いて、とても喜んでくださり、祝福してくださったそうです。
審査評のときにも、ご自分が出たシナリオ学校の後輩で嬉しいとコメントしてくださいました。

 大賞の「夏目家どろぼう綺談」は、まだ教師だった頃の夏目漱石(金之助)と泥棒の18歳のロクとの出会いを描いています。
字の読めないロクのために書いた小説が「吾輩は猫である」という卓越した設定。
実在する人物をこれほどうまく使い、物語に深みを与えているアイデアと設定はさすが。
東山泰子さんの筆力、将来性を垣間見られる作品です。
受賞作は、放映されますが、これほどの作品なので、いい役者さんで盛り立ててほしいものです。

もうお一方は、61歳で優秀賞をとられた小泉理恵子さん。
日刊スポーツにも年齢で大きくとりあげられたのですが、年齢に注目するよりも、作品にもっと注目してほしかった(笑)
優秀賞の「宣誓」は、幸せな結婚をしている主婦が、元恋人の無実を証明するために、法廷で証言に立つ葛藤を描いた色濃いドラマです。
主人公の葛藤が、二重三重に作られており、消しゴムという小道具を上手に使っています。 

授賞式での小話。
東山さんと小泉さんは、初対面で、かつ38歳と61歳との年齢の開きがあるのに、待合室で旧知のごとくおしゃべりをしていて、テレビ朝日の方に「お知り合いですか?」とびっくりされたそうです。
シナリオ・センターつながりというのは、岡田惠和さんのお言葉もそうですが、いいつながりを作っていると思いませんか。ねっ!いいね! 

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