シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。朝から、応援したけれど、いい試合運びだったけれど・・・残念、日本。
自力は消えたけれど、コロンビアへの勝利とギリシャの健闘を期待したい。
見ていて思ったのですが、W杯のようなレベルの高い試合は、予想が狂うことは当たり前のような気がします。
レベルが高い者同士だからこそ、どう転がってもおかしくないわけで、ゼッタイはありえない。
スペインのまさかも、こういうまさかがあるわけで・・・勝負の世界は、厳しいですね。
でも、ゼッタイにまさかをしてはいけない人がいます。
国を背負う人たち、人の上に立つ人たちです。
その方々の「まさか発言」が昨今多すぎませんか。
説明も説得もできると思っていないから、力で押しまくってしまうトップをはじめ、「最後は金目」なんて平気で言える、「子供を産めないのか」なんてヤジを飛ばせるおじさんたち。
想像力も、俯瞰力もない人たちに唖然としますね。
「まさか」の発言は、大きな波になりかねません。
ものごとを見る目をしっかりとお持ちの方を、私たちは見極めて選びたいですね。そのためには、私たちも目先の事だけではなく、想像力を駆使して、俯瞰から大きく広く見る目を養っておきたいものです。
「よだかの星」をご存知ですか。宮沢賢治の名作のひとつです。
うろ覚えですが、醜いがゆえにいじめられ、鷹には鷹の名前を汚すから名前を変えろとまで言われて森を追い出さられる鳥のよだか。いじめられたよだかは絶望しながらも、自分も虫を殺したりして生きているのだと悟り、ひとり天に向かって飛び続け、よだかという星になるというお話だったと思います。
7月14日締め切りでTBSラジオが「ラジオシアター~文学の扉 ラジオドラマ脚賞大賞!」を募集しています。
第1回の課題作品がこの「よだかの星」
http://www.tbs.co.jp/radio/topics/201404/001624041400.html
脚色のラジオドラマ募集は、初めてですので、応募されるといいかと思います。大賞作品は、放送されます。
よだかの星が課題とお聞きして、よだかのような政治家はいないものだろうかと思わず考えちゃいました。
「まさか」の楽しみは、スポーツの世界だけでありたいと思う今日この頃です。