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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

書き続ければいいのですと前田さんは言った。

シナリオ・センター代表の小林です。今日は、ここ23日のうちでは涼しいですね。暑いだけならまだしも、蒸し暑いのはしんどい。
その上、雷、集中豪雨・・・まったく、地球はどうなっているのでしょう。
我が家のハルは、雷が大嫌い。ずーっとぶるぶる震えています。友人の犬は、息も絶え絶えになるとか・・・人間だって怖いですものね。 

 S1準グランプリ前田さん

今日は、シナリオS1グランプリの授賞式です。
月曜日は、作家集団1クラスのみの授業なので、事務局は1週間たまった事務処理日に充てていますが、今日はちょっと忙しい。
賞状は?賞金は?受付は?授賞式後の懇親会の用意は?担当は確認作業に追われています。
シナリオS1グランプリ、今回グランプリは出ませんでしたが、準グランプリは、通信作家集団の前田幸子さんの「ストレイシープ」
受賞者の前田幸子さんは、なんとなんと87歳。
お仕事をされていたので、60歳を過ぎてから、シナリオ・センターに入学されたとか。
過日、テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞で佳作をとられた小泉理恵子さんが、還暦過ぎての受賞ということで、大賞の方よりマスコミに大きく取り上げられましたが、小泉さんよりはるかに・・・。(笑)
ちなみに大賞の東山さんは30代、お二人ともセンターの方です。

マスコミは驚きているみたいですけれど、全然不思議ではないです。
創作の良さは、正解がないこと。
若い方は若い視点で、年輩の方は年輩の視点で、様々な切り口で描けるということ。
シナリオは、創作は、若い人だけのものではないということです。
誰でもがいつでもいつまでもできるのが創作の良さです。
創作の面白さは、楽しさはここにあります。


シナリオS1グランプリ受賞者の皆さんの年代も様々。
授賞式では、前田さんが、「書くことが好きだから、私はこれからも書き続けます。若い方は時間がまだたっぷりあるのだから書き続けてください」とエールを送ってくださいました。
 

実は、シナリオS1グランプリにはもう一つの楽しさがあります。
授賞式後、審査員の浅田の講義も大きなお楽しみですが、それが終わると受賞者の皆さんと懇親会をやります。
審査員の新田、浅田、前田編集長、ライターズバンク担当の大塚、私も参加して、ちょっと飲みながら食べながら、お祝いのひとときを過ごすのですが、これこそがシナリオ・センター流コミュニケーション。
受賞者の方々のひととなりを感じて、シナリオ・センターができる限りバックアップできるようにと思ってのことです。
ただ、お酒が飲みたいからでは、決してありません。(笑)
今夜もいい夜になるような予感がします。 

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