シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。錦織旋風が吹き荒れた2週間が終わり、静謐な一日が戻ってきました。
「幸せな2週間をありがとう」と錦織選手には言いたいです。
前向きなエネルギーは、周りの者にも大きな力を与えてくれますね。
生きていればこそ、こんな素敵な2週間を味わうこともできました。
世の中、大変なことも多いけれど、案外いいことも、うれしいこととも出合うと思うのです。
9月10日今日は、世界自殺防止ディーだそうです。こういう日があること自体が悲しいですね。
先週の土日、「天泣に散りゆく」という特攻隊のお芝居を、作家集団の松本京さんが、特攻隊の方々が祀られている世田谷観音で奉納芝居として上演されました。
満州の航空隊11名に一人は恋人、一人は奥様を特攻機に乗せて、終戦にもかかわらず8月19日、命令ではなく、それぞれの気持ちでソ連軍から満州の日本人を守るために特攻に赴くというお話でした。
史実です。二人の女性が恋人共に、夫とともに特攻機に乗って死なねばならなかった・・・愛情をこんな形でしか表現できなかった時代があり、たくさんの人々が、同じ思いで亡くなっていることを、悲しみを引きずりながら生きていらしていることを、私たちは忘れてはならないと、最近とみに思います。
生きている喜びを身体中で表現したい!そんな静岡人が集まります。
9月27日・28日「GO!!ALL」静岡市民文化会館
静岡市民クラブとして誕生した「清水エスパルス」のクラブ設立20周年記念に2013年に行われた都市×スポーツ×文化のコラボレーションのもと、Jリーグ史上初のダンスミュージカルとして上演されたエスパレスオフィシャルダンスミュージカルが、再演されます。
脚本、役者、ダンサーはすべて一般静岡人。エスパルスの史実をベースに芝居、歌、ダンス、映像をダイナミックミックスしたもので、通信作家集団(元静岡教室・静岡在住)の渡辺聡さんが4人の脚本陣の一人として執筆しました。
静岡人の心意気を、是非見てください。サッカーに興味のない方でも、きっと「清水エスパルス」ファンになりますよ。
愛の形はいろいろあります。
10月3日から5日、飛び猫舎第4回公演朗読劇「菊花の契(雨月物語より)」が上演されます。
講師の仲村みなみが主宰、脚本・演出。作家集団の田嶋幸代さんが脚本協力・制作しています。
「私」を捨て忠義のために旅する武士。「私」を守り自分の世界に生きる学者。男二人の命をかけた愛と友情の物語を、朗読・舞踊・クラッシクギターのコラボで情熱的に描いた作品です。
会場は、両国のblackA、お問い合わせは03-6659-3939
人が生きるということは、人と共に生きるということです。
ドラマは、人間を描くこと。シナリオを書くことで、きっと色々なものがみつかります。