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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

席替えします。

シナリオ・センター代表の小林です。STAP細胞は残念でした。役に立つ細胞はどんどん生まれてほしいのですが・・・シナリオ細胞は、増殖の一途をたどっています。(笑)来年は、もっともっと・・・。

新井一講義風景


シナリオ・センターは、22日で今年の授業を終了します。
事務局は、天皇誕生日に総出で大掃除、席替え(小学生の頃を思い出します)と、忘年会で締めます。
どこよりも早く終わりにいたしまして、申し訳ございません。

センターのお休みは長いので、他の会社の方々からうらやましがられています。
でも、暮れの最終週まで開けていても、ほとんど受講生の方はおいでにならないのです。
そりゃそうですよね、年の瀬は仕事納め、大掃除、お正月支度などにお忙しく、落ち着いてシナリオなんて書いてはいられないですよね。
と、人のせいにして・・・本音は、ただトップがお休み好きというだけです。(笑)
のんきな会社です。

でも、本当はのんきじゃないです。今週は休みなく働きます。土日祭日なしです。そのくらいは働けって!(笑)
毎年、新しい年を迎えるときが私は一番好きです。古い人間ですから、常に新たな気持ちで気を引き締めてというのが私の年末年始のスタンス。
今年は特別。なんといっても来年こそ、大きなイベントの年だからです。
シナリオ・センター創立45周年、新井一生誕100年を迎えて、ハンパなくテンパっています。
いい年にしたい!と思うからです。 

新井一は、引き算していただくとお分かりのように、55歳でシナリオ・センターを立ち上げました。
廻り中の方から、「バカなことはやめろ!」と言われながら、55歳という年齢でドンキホーテのように見えないものに挑んだのです。


今でも同じかもしれませんが、当時は誰が見ても無謀なことだったのです。
おかげで30年近くほとんど給料もとらずに、ひたすらシナリオ教育にいそしんでいました。
なにが、こんなに新井を突き動かしていたのでしょうか。
聴く耳を持たない人に、想像力と創造力を持ってもらいたい、聴く耳を持たない人に、きちんと想いを、考えを伝えたい、大きな力に負けてはいけない・・・と強く思っていたからです。

人は自分のすることは正しいと思いがちです。ですが、ちょっと俯瞰で見てみれば、正解はありません。または正解は、ひとつではなくいくつもあるのです。
シナリオを描くことは、俯瞰でものをみる姿勢を作ることです。
他人を想い、自分の考えを持ち、伝える・・・人間としての基本ですが、ともすれば大きな時代のうねりに呑み込まれてしまいがちです。
だからこそ、「日本中の人にシナリオを書いてもらいたい」・・・シナリオ・センターは、バカの一つ覚えのように叫んでいます。
来年はもっと大きな声で。 

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