シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。お天気がよくなるとなんだかウキウキしてきます。
シナリオ・センターは、4月29日から5月6日までお休みをいただきますが、ゴールデンウイークという一区切りでしか考えないというのはまずいですね。(笑)
4月29日は昭和の日、5月3日は憲法記念日、5月4日はみどりの日、5月5日は子供の日です。
4月29日の昭和の日は、2005年から。その前は、昭和天皇のお誕生日だった日でご存命の時は天皇誕生日で、亡くなられてすぐはみどりの日に、そしてまた変わったんですね、昭和の日に。
5月4日をみどりの日にしたのは、休日を作るために緑の週間をもってきて、無理矢理作った気がしますが・・・。ま、休みが増えることはいいことです。
5月5日は、端午の節句、子供の日と言われますが、男の子のお祝いの日です。
子供の頃から思っていたのですが、3月3日雛祭りは女の子の節句、なぜ休みじゃないのかと。男女平等、女性の地位向上をめざして、国民の祝日にしたいです。
5月3日は、憲法記念日です。
憲法は、今いちばん考えなくてはいけない問題です。日本がこれからどう生きていくかに関わることですから。
日本というのは、日本の政府ではない、日本国民のことです。
ですから、日本国民がどのように日本という国で生きていきたいのかを国民自身がひとりひとり考えるべきだと思っています。
今、浅田次郎さんの「日本の運命について語ろう」(幻冬舎刊)を読んでいます。
歴史を知るということがどんなに大事かということがよくわかります。
私たちは近代史をほとんどスルーしてきました。あえてなのかは存じませんが、きちんと学んだことはありません。
ですが、浅田さんの本を読んでいると、明治維新以降の歴史をちゃんと知らなければならないと思いました。知れば知るほど、日本自身、近隣諸国の考え、付き合いも見えてきます。
そこでどう考えるか想うかは、人それぞれですが、歴史を学ぶことは必要だと思いました。
ですが、歴史に正解はありません。歴史は勝者側が創ったものだからです。
教科書には、一面だけでなく、ひとつの歴史的事柄にそれぞれの見方を提示したらいいと思うのです。
日本の、中国の、アメリカの、韓国の・・・みんな違う、当たり前のことです。
歴史に正解はないのです。ものごとはすべて一つの正解はありえないのです。
みんな違うことは当たり前。そこからコミュニケーションは生まれると思います。
それぞれの意見や考えを同じ土俵に乗せて考えてみることを、子供たちに教えていきたいと思います。
私は、今年のゴールデンウイークは日本国憲法を読み解くこと、ジェームス三木さん脚本の「憲法はまだか」の文庫化(角川文庫刊)をもう一度読んでみたいと思っています。ものすごくわかりやすく内容ですから。
ジェームス三木脚本「憲法はまだか」(1996年製作NHK)はDVD化されていますし、YOUTUBEでも見ることができるようです。