シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。土日は良い天気で、各地でお祭りや催しが行われたようです。
私も神田祭をちょっと見学。将門様にあやかって勝負に強くなりたいと思って。なにせ、福引でテイッシュかヤクルトしか当たったことないし、宝くじでも当たればシナリオ・センターのビルが建てられるかもと・・・(笑)
9日は神幸祭、街々をお祓いしてまわるのですが、まあ、延々と続く山車や、騎馬隊やお神輿、鳳輦などにびっくり。お祭りって心が躍りますね。
宮司さんは、朝5時にお浄めしてから、ずーっと歩いてお祓いしていくのですから、大変。体力がなければできません。
柏原寛司さんの奥様は、お元気にお神輿を担がれたようですし、私の友人も担いでいました。女性のはっぴ姿って、粋で鯔背、男性よりもずーっとね。
5月10日の日曜日は、橋田壽賀子先生のお誕生日です。なんと今年卒寿、90歳になられました。おめでとうございます。
90歳で現役というのは、本当に素晴らしい!脚本家の、働く女性の鏡です。
お誕生日には、いつも橋田賞の授賞式とパーティーが行われます。
23回目の今年は、ホテルニューオータニで行われました。
橋田賞新人脚本賞佳作に研修科の八田明子さんが受賞され、私たちもお祝いをさせていただきました。おめでとうございました。
橋田先生から「女性が活躍されるのは嬉しい、頑張って欲しい」と激励され、パーティー会場でも内館牧子さんに励まされ、八田さんはとても嬉しそうでした。こういう出会いや一言が、これからの力になるものです。頑張れ!八田さん。
6月号の公募ガイドに、湊かなえさんが「湊かなえ、作家への道」で柏田講師との出会いを書かれていました。
公募ガイドの誌面で行っていた「実践シナリオ教室」に半年間で6回応募し、3回目と6回目に優秀賞をとり、柏田からの手書きでびっしり書かれている講評をもらい、雑誌のワンコーナーなのに門下生になった気持ちで、覚えるほど何度も何度も繰り返して読まれたというお話でした。
評価されることは大変な自信になったと書いていらっしゃいます。
人との出会いというのは、大事なものだなあと思います。
橋田賞は、「ドクターX~外科医大門未知子」(テレビ朝日)、「日曜劇場おやじの背中」(TBS)、「連続テレビ小説 花子とアン」(NHK)、「山田太一スペシャル 時は止まらない」(テレビ朝日)が受賞されました。
脚本家は「相棒」などを書かれている輿水泰弘さん。
「相棒」などにおいて、社会へのメッセージ性や権力に対する風刺、人間の弱さや悲しさを織り込んだ重厚なオリジナル脚本を書かれて高い支持を得られていることへの評価です。
どれも、オリジナル脚本への評価。やっぱりシナリオは、オリジナルじゃなくっちゃね。素敵な母の日でした。