シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。暑くなりました。なんだか今年は暑くなるのが早いようです。
暑いと言えば、シナリオ・センターではサマーセミナー。今週から、ゼミのみなさん、講座の皆さん、通信の皆さんのお手元にご案内が届きます。
暑いときに熱く燃えろなんて、いやだ!!と言わずに、どうせ暑いなら、とことん熱くなってやろうじゃないか、という勢いでご参加ください。(笑)
と、皆さんに申し上げていますが、実はみずから燃える必要は全くないのです。勝手に燃えちゃいますから。
ご存知のように、シナリオ・センターは精神論を説くところでなく、技術のみに特化しているところですね。
ですから、「そんなもんは、つまらん!」と他人の感性にケチをつけるのではなく、つまらない原因を追究して、面白くする技術を具体的にお教えしていくわけです。
サマーセミナーでは、普段の授業ではできないこと、個々にプラスになることをやります。それがサマーセミナーのコンセプトです。
毎年、皆さんの足りないところ、もっと伸ばしたいところを探して企画しています。
今年は7月19・20日の両日、内容を違えて1日完結で行います。
7月19日(日)は「ファーストシーン徹底コース」
皆さんが大好きなシド・フィールドさんは、「最初の10ページで設定を行うという基本はサスペンスでもラブストーリーでも、コメディでも同じだ」とおっしゃっています。
まず、どんなお話かきちんと設定を見せなくてはいけないし、ファーストシーンが面白くなければ、次をみてくれない・・・そうですよね。
そんなことはみんなわかっています。だけど、うまくできない・・・ここが問題。
「新井一賞」もファーストシーン20枚「うまれる」ですよね。あなたを受賞に導く1日になります。
7月20日(月・祭日)は、「20枚シナリオから長編コース」
先日、ご講義くださった出身ライターの森下佳子さんは「1話の中にこのシーンに向って走るんだというシーンを創って書く」とおっしゃっていました。
魅力あるドラマは、ストーリーではなく、シーン、ディテールが書けているかということです。
サマーセミナーでは、20枚シナリオでクライマックスを書き、そこに向ってどう走っていくかを考えます。
19日も20日も内容は違うけれど、向かう方向は実は同じ。
まずは、固定観念を捨てることから始めましょう。
ひとつは、他人のふり見てわがふり直せ
更に大事なのは、他人の意見を聴くこと
そうすれば技術がはっきりみえてくる、自分がやるべきことがわかってきます。
この夏は、頭も心もやわらかく・・・もっと自由な自分にもっと大きく創作の翼を広げましょう!
正解なんてないんです。私は唯一無二の存在です。だからこそ、他人の見る目、意見は大事なのです。