シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。錦織選手のウィンブルドン棄権は残念ですけれど、無理する必要はないです。しっかり休んで下さい。
今朝は、なでしこJAPANが決勝戦進出。やりましたああ!!!
オウンゴールでの勝利だったけれど、そこへ導いたのもなでしこの力です。イングランドのバセット選手はかわいそうですけれど、ちゃんと守ったのに運が悪かっただけって気がします。
そんなバセット選手を励まし、功績を称賛するイングランド国民もチームメートもかっこいい。そんな人の痛みを感じられる人間でありたいです。
昨日、知り合いの会社が倒産しました。とても長いお付き合いだったから、今までの関係ではなく債権者とかといわれるとすごいショックでした。
債権者には連絡なんてとっちゃいけないのに、電話してきて謝罪した社長の人との関係を大事にしている姿、それだからこその逃げられない辛さがひしひしと伝わってきて悲しかったです。
私自身は、請求するつもりもないし、これからも個人的にはお付き合いしていきたいと思っているのですけれど、すべてが解決しないうちは付き合ってはいけないらしいんですね。法律ってめんどくさい。
人生って浮き沈みがあるからこそ、面白いのかも知れないけれど、沈んだ時の辛さは半端じゃない。シナリオ・センターも25年前は辛かった。もう終わりだと思った。すべてを失うと思った。
でも、そこで倒れたままだったらそこで終わりだから、立ち上がるしかない、顔を上げるための力を必死にかき集めた。
で、顔を上げる力は、自分自身ではなく事務局、講師、受講生、クライアント、友人、家族兄弟がくれたことを改めて思い出しました。
だから、私は経済至上主義のお上と違って、お金がすべてだと思ったことがありません。
他人との結びつきを大事にしていたら、あとは一生懸命生きていたら、何とかなるものだと思うのです。
お蔭様で今年45周年を迎えられるわけですし・・・本当に感謝しています。
とはいえ努力すれば、一所懸命やれば、成功が得られるとも限りません。シナリオコンクール、頑張って頑張って書いたからってグランプリを獲れるとは限りません。だって、正解というものがないですから。
反対に、正解がないというのは、成功というのも、グランプリを獲ることが成功だろうかということです。ちょっと視点を変えれば、違う成功があるかもしれない。見えてくるかもしれない。自分の作品の欠点が見え、飛躍できるかもしれない。
そう思えるのは、想像力が優れている人だと思うのです。
想像力は育てられます。培えられます。
他の人だったらどう思うのか、これを動かすとどうなるのか、ちょっと考えればいい。自分本位ではなく、ちょっと他人の目線で考える癖をつければいいのです。
そうすれば、他人を巻き込んで自殺なんかできないはずです。