シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。朝のニュースから熱中症に気をつけてというメッセージが・・・39度を越したところも。今年も暑い夏になりそうです。
その上、より以上ヒートアップさせるのは日本政府ですね。
他人の話しも聴かないで、「もう十分言ったもんね」と平気で言える人に想像力のかけらも感じられません。
他人を想う心のない人が、上に立っている国はブラック企業より質が悪い。
このような時代に対処するには、こちらが思いっきり想像力を磨き、考える力を磨かないと、太刀打ちできません。
8月は、夏休み特集として、アドバンス講座が2講座開講されます。
真夏は、涼しいうちに朝学ぶのが得策。
というわけで、8月8日~29日(8/15休み)から人気の「マンガ原作講座」が土曜日の朝3回(10時半から)で行われます。
マンガ原作者はひくてあまたで、どこの出版社も欲しがっているのですが、なかなかヒット作を作れる漫画原作者見つけるのが大変。
ヒット作を作れる漫画原作者になるためには、まず基本をしっかりと身に着けることです。
漫画原作基本の基本をとことん実作つきで、仲村講師がお教えします。
そして、今回は、漫画原作講座受講生には、ヒットメーカーの漫画原作者大石賢一さんのミソ帳倶楽部を1000円割引で聴講できる特典付き。
仲村講師から基本の力を付けた上に、感動をつくる法則を大石さんから伝授されたら、怖いものなし(?)ですよ。
お芝居のシナリオを書きましょう。8月5日~26日(8/12休み)の水曜日3回、こちらは夜、涼風が立つ時間に「シナリオの技術で書く戯曲講座」
シナリオ基礎講座を受講されると、一番最初に演劇と映像の違いを学びます。
そう演劇と映像は違う・・・のですが、シナリオの基本を知っていれば、演劇の特性をもっと生かすことができるのですから不思議です。
演劇と映像の一番の違いは、ロングとアップです。ロングしかできない制約をどのように生かすか、セリフだけに頼らないためにどうすればいいのか、映像的表現の中からみつけることができます。
9/11~20紀伊国屋ホールでジェームス三木さん脚本の「真珠の首飾り」が上演されます。「天皇の地位保全」「戦争放棄」「封建制度の廃止」この3原則を入れ、かつ国連憲章の理念にそって日本国憲法が創られた時のお話です。
「演劇が完成する場は、舞台でも稽古場でもない。観客の胸の中である。それぞれの生き方、自由な考え方、独自の想像力によって、客席に色とりどりの花が咲けば、仕掛け人としていうことはない。憲法改正の是非を問う前に、今の<日本国憲法>が、誰の手でどのようにつくられたのかを、みんなに知らせたくて、観客の心の畠に、せっせとタネつけしたつもりだ。さァ、花よ咲け!」ジェームス三木さんのコメントです。
私は初演の時に拝見しましたが、日本国憲法がどれだけ考え尽くされてできたのか、胸を打ちます。是非、ご覧ください。
演劇とはこういうものです。
真夏の講座はあなたをずーーんと大きくしてくれます。