しゃれおつなお店や人々が行きかう街、表参道。そこで働くシナリオ・センタースタッフの見たもの触れたものをご紹介します。
シナリオ・センターの新井です。
昨年から不定期にUPしている突撃インタビュー。第6回目は、シナリオ・センターのシナリオ通信講座 基礎科を担当して頂いている田代講師と吉崎講師です。前篇をお送りします。
なかなか、通信講座って講師の顔が見えない部分があるので、通信講座を検討されている方も通信講座生の方も楽しめるのではないかと思います。後編はこちらから
田代
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新井 |
今回は通信の講師に直撃、ということで田代さんと吉崎さんの |
田代 |
通信講座って私たちが初ですよね。ちょっと緊張します(笑)。
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吉崎 |
田代さんはともかく、僕で本当に良いんですか?
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新井 |
…確かに。やっぱり吉崎さんだとまずかったかなぁ。
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田代 |
(笑) |
吉崎 |
えっ、ダメな感じですか?
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新井 |
いやいや、冗談です(笑) もうベテランの田代さんと若手の吉崎さんでバランス的にも良いですよ。 |
田代 |
もうすぐ8年くらいですかね。確か2007年の夏頃からだったから。 当時は通信講座の人手が足りなくて、早く一人前になるよう仕込まれましたよ(笑)。
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新井 |
それはハードでしたね。 確かに、2010年前後って、通信を受講される方が増えたんですよ。東京近郊の方も、忙しいから通信にしたり。 吉崎さんも最初は大変でした? |
吉崎 |
田代さんと比べると楽だったかもしれない(笑) ※シナリオ・センターの講師になるための養成講座。一年間かけて、講師になるための授業を受ける。
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新井 |
吉崎さんは担当してどのくらいになります? |
吉崎 |
今年で3年目です。
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新井 |
何となく講座向きな感じましますね(笑)。 |
吉崎 |
なんでだろう(笑)。
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新井 |
実際に通信講座の講師をやってみて、どんな印象でした? |
吉崎 |
基礎科はまず「シナリオの書き方が大事なんだ」ってことですよね。
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新井 |
書き方って慣れるまでは大変ですけど、分かってくると意味もあるし発見することも多いですよね。 |
吉崎 |
そうなんですよ。 例えば、書き方が分かるとシナリオは映像にするものなんだってことが分かるじゃないですか。
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新井 |
でも、通信にしても通学にしても、基礎科は初めてシナリオにふれる人達がほとんどですよね。 |
吉崎 |
小説っぽくなってしまう人は多いですよね。
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田代 |
そうですね。
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吉崎 |
「面白ければ、書き方はなんでも良いんじゃない?」ってスタンスでいるといつまでもシナリオになりませんからね。 |
田代 |
そうそう。早くプロになりたくて、焦って課題を書く人もいますけど、ひとつ、ひとつ丁寧に課題に向き合って欲しいですよね。ただ本数をこなしていても上達しないですから。
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新井 |
課題をこなしてでも「前に進みたい」という気持ちは分かりますけど。課題をこなすのは、あくまで上手くなるためですもんね。 |
田代 |
例えば、字を見ても「あまりやる気ないのかなぁ」とか「早く書けるようになりたくて、あせっているのかな」なんて伝わってきますから。
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新井 |
基礎科の間は手書きですもんね。 |
吉崎 |
自分の書いたものに「まごころを持てる」と良いんですが。
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田代 |
そうですよね。
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吉崎 |
それはホントそうですよね。 生徒さんが楽しんでもらえて、どこまで書けるようになるか。 |
新井 |
なるほど。講師の側にもちゃんと課題があるんだ。
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田代 |
通信の講師は生徒さんに会うことってほとんどないですもんね。 講師に会えなくても、通学みたいに生徒さん同士で情報交換できたり、コミュニティが出来ると良いんですけどね。
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新井 |
ライバルとか仲間みたいな存在がいるとやる気出ますからね。 通信講座の講師のやりがいみたいなこと、聞いてもいいですか? |
田代 |
一番は成長されたんだなってことが分かるときです。
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新井 |
名前、覚えているものですか? |
田代 |
生徒さんとはお会いしたことがなくても、名前は覚えていますよ。
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吉崎 |
やっぱり、コンクールとかで、通信の方の名前を見るのはうれしいですよね。通信の基礎科から巣立っていったんだなって。 |
新井 |
そういう意味では、基礎科なら基礎科の間、本科なら本科の間と、同じ講師が担当するっているのは、生徒さんにとっても講師にとってもいいんですね。
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前篇は通信講座について、お二人にお話をしてもらいました。
通信講座は、自学が中心な分だけ、一人一人の進度も理解度も違います。通信講座を担当する講師だからこその大変さと面白さがあるように感じました。
後編は、田代講師、吉崎講師の好きな映画についてなど聞いています。講師の趣向もわかるので、後編もお楽しみにしてくださいね!