シナリオ・センターの開講情報をお知らせします。ドラマや映画だけでなく小説、戯曲、漫画やアニメの講座の開講、コンクール対策講座もあります。
シナリオ・センターの新井です。
毎週木曜日に更新しているシナリオ・センターYouTube公式動画「シナリオはじめの一手。」。
シナリオの技術をひとつひとつ解説している動画です。今年から初めて32話になりました。
実は、ここしばらくはセリフ強化月間として、セリフにスポットを当てています。
「セリフがうまい人がほしい」というのは、映画やテレビドラマのプロデューサーもおっしゃいますし、マンガの編集者もいいます。じゃあ、どうやったらセリフってうまくなるのか・・・ということで、強化月間にしてみました。
32話は『良いクライマックスとは?』ですが、これもセリフについてです。
サブタイトルをつけるとすれば、「無言ほど語る」ってことでしょうか。
30話は『セリフは誰に向けて書くのか?』です。
物語に没頭し始めると、セリフを誰に向けて書くのかという基本を忘れてしまうものです。
セリフって、観客に聞かせるために書くのです。
29話は『意味あるセリフとは?』です。
これもサブタイトルをつけるとしたら、セリフの機能についての解説です。
セリフには、3つの機能があって、ドラマには意味のないセリフは一つもありません。
会話とセリフの違いは、この一点です!
28話は『上手いセリフの条件とは?』です。
会話とセリフの違いを、解説しています。29話と一緒にご覧いただくといいかと思います。
とはいえ、会話とセリフを書分けられたら、ものすごいシナリオがうまくなります。
で、例えば、「うまいなぁ~」と思ったセリフを、あえて下手くそにしてみるっていうのは
案外練習になるのではないかと思うのです。
そうすると、何がムダで何がムダではないのかが、よくわかると思います。
9月に林海象監督が「ミソ帳倶楽部」にお越しくださるので、濱マイクシリーズを見直しています。
ムダのないセリフがすっごいうまいなぁ~と思いました。
スタイリッシュな映像やテンポのいい映像を撮ろうと思ったら、ムダのないセリフをいかに書けるかなのかかもしれません。そこら辺の秘密を監督に話してもらいたいところです。