しゃれおつなお店や人々が行きかう街、表参道。そこで働くシナリオ・センタースタッフの見たもの触れたものをご紹介します。
シナリオ・センターの有志、 五十嵐愛さん、大倉加津子さん、武田知愛さん、中森桃子さんより、
映画上映のお知らせです!
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現在、新宿K’s cinemaで絶賛上映中の矢崎仁司監督『XXX(キス キス キス)』。
シナリオセンターOB4人が脚本を執筆しました。
◆脚本家の「トキワ荘」、目指します!?
脚本家集団「チュープロ」は、今を遡ること3年前、シナリオセンターOBを中心に結成されました。自分たちが書いたものを形にするために、脚本家から発信したっていいんじゃないか。脚本家は孤独な稼業というけれど、みんなでやってみたっていいじゃない。テーマは「キス」で行こう。メンバー宅での忘年会、ほとんど酔った勢いでした。とはいえ、前例も道筋もないこと。企画や脚本を批評し合い、さまざまな事情で離れていくメンバーもあり、方向性を模索する日々が続きました。
◆矢崎仁司監督との出会い
チュープロ結成と前後して、メンバーの武田知愛が矢崎仁司監督作品『1+1=1 1』でデビューしました。
一方、結成後1年が経ち、まだ先の見えない私たちは焦っていました。ダメもとで矢崎監督に企画を見てもらおうか。武田の提案に全員が望みを託しました。
◆リライト、リライトの日々、そして……
運良く矢崎監督に「一緒にやろう」と言っていただけた私たちに待っていたのは、「キスがテーマ」以外何もかもバラバラな企画を「矢崎映画」にするためのリライトです。
実に1年がかりでようやく「準備稿」となった脚本は、ベテランの役者さんたちや映画への情熱と確かな技術を併せ持つ矢崎組スタッフの手によって「映画」になりました。
◆映画『XXX』、9月5日より公開!
こうして出来上がった5本の掌編は、9月5日より新宿k's cinemaにて絶賛公開中です。
1人の監督と5人の脚本家で1本の映画をつくるということは映画の企画としてもとても珍しいものになったのではないかと思います。
インディーズ映画としては異例の1ヶ月超の長期上映。期間中は《more yazaki movie》と称して矢崎監督の過去作も一挙上映されます(特にソフト化されていない『花を摘む少女 虫を殺す少女』は必見!)。
矢崎監督のファンはもちろんのこと、これから脚本家を目指すみなさんにもぜひ観ていただき、「脚本家としてこんな形もあるんだな」と何らかの指針にしていただければと願っております。
【『XXX』映画情報】
公式サイト
http://filmbandits.net/xxx/
k's cinema
http://www.ks-cinema.com/movie/xxx/
【チュープロについてはこちら!】
公式ブログ
http://chu-pro.tumblr.com/
Twitter
@chu_project
FaceBook
facebook.com/cyupro
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センター生の絆は熱いのです!
執筆は孤独との戦いですが、シナリオ・センターで学ぶと、
シナリオの技術で書けるようになっちゃうだけじゃなく、
仲間ができちゃうのも一つの魅力なのかもしれません。
皆さん映画『XXX』、要チェックです!